イチローからセンターフライを取った野村弘樹のドヤ顔が止まらない…スタジオが笑いの渦に包まれた鉄板トークに高木豊がツッコミ

2024/01/23 12:00 配信

バラエティー

イチローからセンターフライを取った野村弘樹のドヤ顔が止まらない…※提供画像

野球場で試合中の監督や選手が待機するベンチのことを“ダグアウト”という。野球選手やOBを集めて、ダグアウトでするようなによるディープな野球トークを掘り下げるのが「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)だ。1月16日の放送では、横浜ベイスターズの時代の元チームメイトである高木豊野村弘樹コンビが登場した。あのイチローをセンターフライに討ち取った高木が、当時のようすを振り返る。

あのイチローに「こんなもんやな」


同日のゲストは現役時代に“横浜大洋ホエールズのスーパーカートリオ”として人気を集め、現在は野球YouTuberとして活躍している高木豊。そして横浜ベイスターズ時代に“マシンガン打線”で活躍し、日本一を獲得した野村弘樹の2人だ。

そんな2人を迎えるMCは、ますだおかだ岡田圭右と、元フジテレビアナウンサー・平井理央。高木と野村を迎えて、さっそく「天才だと思った選手」というトークテーマへ。高木は当時のようすを振り返りながら、稀代の野球巧者・イチローの名前を挙げた。

高木は引退間際の時期に、神戸でおこなわれたオープン戦でイチローと対戦したことがある。当時からイチローは目を引くほどのレベルだったようで、「お前なんで出れないの?」と本人に聞いてしまうほどレベルの高いものだったという。

イチローは高木の問いかけに対して「わかりません」と答えたらしいが、とにかくイチローのプレースタイルは体の使い方、バランス、コンタクトの仕方まで抜群のセンスにあふれていたと語る高木。「これは天才だな、なんで使われてないんだろうな」とまだ一軍に起用される前のイチローを前にして、疑問を感じずにはいられなかったようだ。

また野村も、1996年にイチローと対戦したことがある。しかし“まともに投げても絶対打たれる”と思った野村は、ごまかしたようにカーブを投げたところセンターフライで討ち取ることに成功。当時の様子を振り返り「こんなもんやな」と絵に描いたような“ドヤ顔”を見せ、得意げな笑顔を見せた。

すかさず岡田から「急に偉そうに」と豪速球のツッコミが飛び、スタジオは笑いの渦に。「1打席でしょ、1打席じゃわからんよ〜」すかさず高木からも物言いが入るが、「これだけは言わせてください。一応センターフライを打ち取ったんで!ただすごいバッターですよ」と引かない姿勢の野村。

なめらかに面白おかしく語る野村を見て、「この言い方を見ると方々で言うてるね〜」と岡田が見抜くと、「講演で使ってます」と高木のナイスアシストが。スタジオからはしばらく笑いが絶えなかった。

高木のライバル的存在


高木が現役時代のセ・リーグは、篠塚和典・岡田彰布・正田耕三など、各球団に優秀なセカンドが揃い踏みしていた時期。各々が“我こそは”と奮闘するため、高木も「みんなに負けたくなかった」という。しかしなかでも高木が「負けたくないライバル」として意識していたのは、1つ年上の篠塚だったそうだ。

流し打ちの天才と言われている篠塚のことを、高木は「ボールのころし方の天才」と独特の表現で賞賛する。「これがやっぱりプロの表現」と熱くなった岡田は、篠塚のプレーをモノマネで再現し始めた。しかし高木には刺さらなかったようで、「うーんまあ…」といまいちのリアクション。岡田が「そこはうんでいいじゃないですかっ」と泣きつくなど、いつものスベリ芸が輝いていた。

高木は“ころし方”について、「柔らかさとグラブのポイントが絶対乱れない」と独自の視点で分析。篠塚もこの例にぴったり当てはまる選手だったと言い、“下半身は力が入っていても、上体はやわやわ”と語った。高木はそんな篠塚のしなやかさが欲しかったという。

謙遜する高木を見て「高木豊さんも名手でしたから〜」と岡田がフォロー。すると高木は野村の方を指さしながら、「聞いたらわかると思うけれど、だいぶ足引っ張りましたから…」と苦笑いの表情を浮かべる。しかしさすがトークに慣れている野村が、「いやいや、正面のセカンドゴロ取ってくれたときは、ナイスプレー!って必ず言ってました」と先輩を立てつつ笑いをとる。

「大先輩にそんなこと言って怒られるでしょ!(笑)」と岡田が言うと、高木も「ナメてるでしょ〜」と笑いながら反撃。「いい意味でですよ!僕みんなに言ってますから」と野村がフォローするも、「良い意味も悪い意味もないよ」と総ツッコミを受けてしまう。しかし野村が「ただ、僕がナイスプレーって言うとニコッて笑うんですよ」と泣き落とす一言を入れると、高木は「褒められると弱いんです」とまんざらでもない表情を浮かべるのだった。