コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、コニシリュウイチさんがX(旧Twitter)に投稿した『信用しなくても別にいい漫画』をピックアップ。
作者のコニシリュウイチさんが9月16日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、1.4万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、コニシリュウイチさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
冷凍食品のたこ焼きをレンジでチンしようとしていた。袋には400Wで4分と記載されていたが、これには「ほな6分だな」と。なぜなら、「経験上…冷凍たこ焼きが4分でええわけない」という。6分チンしようとしているのに対し、「もうちょい刻みぃな」とツッコミが。結果、4分40秒と5分半ではちょうどよかったが、6分では熱々になってしまった。これには5分半と6分の間に何が起きたのかと考えるのであった。
冷凍食品を温める時のあるある話を題材にした本作。ネット上では「外が熱々で中がぬるいのよくある!」「勢いが好きすぎる」「パッケージの時間通りは冷たいんだよね」といった多くの声が上がったり「コンビニ弁当は短い方がいい」「レトルトカレーは短い方がいい」といった冷凍食品を温めるポイントの反響も多く寄せられた。
――「信用してなくても別にいい漫画」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
もともとは女の子3人が他愛ない会話をするだけの漫画「三者寛容」をシリーズで描いていて、その糸口になるネタを生活から探す中で「冷凍たこ焼きって表記の温め時間を信用してる人いる?」と思ったのが最初です。
――「信用してなくても別にいい漫画 」 の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。
最後のコマ、黒瀬が灼熱のたこ焼きを口の中で冷ます顔は上手く描けて気に入ってます。
―― コニシリュウイチさんの作品はどこから着想をえているのでしょうか。
生活する上で「とがめるほどではないけど気になってること」が浮かんだら、そこを発端に3人が頭の中で会話をさせてひとくだりできたら漫画にしてます。SNSを通じてなにかを変えたいなどの他意はありません。
――コニシリュウイチの絵には多くの方が魅了されていますが、描くうえで意識していることなどありましたらお教えください。
魅了できているかはわかりませんが、今後のために画力を上げて新しい作風を知ってもらいたいという思いはあるのでそのとき最大限女の子をかわいく描けるようには心がけているつもりです。
―― コニシリュウイチさんの今後の展望や目標をお教えください。
ありがたいことにこれまで商業誌で何度か描かせてもらったんですが、読み返すと紙媒体として手に取ってもらえるような所有欲を満たせる画力には至ってないなと思っていました。また機会をいただけた際に少しでもそこが向上していればと思いながら描いています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
SNSを通じて読んでいただいてる皆様はもちろん、コミティアなどの即売会へ足を運んでくださる方にはとても励まされております。これからも描いて参りますので今後ともよろしくお願いします!
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