1月26日(金)全国公開の映画「哀れなるものたち」が、第96回アカデミー賞11部門にノミネートされた。ヨルゴス・ランティモス監督、主演のエマ・ストーン、共演のマーク・ラファロの受賞コメントを紹介する。
本作は、第91回アカデミー賞にて最多10ノミネートを獲得した映画「女王陛下のお気に入り」(ディズニープラスで配信中)を手掛けたヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組んだ作品。第80回ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞し、第81回ゴールデングローブ賞では作品賞と主演女優賞の2部門で受賞を果たした。さらに、第96回アカデミー賞にて、作品賞、監督賞(ヨルゴス・ランティモス)、主演女優賞(エマ・ストーン)、助演男優賞(マーク・ラファロ)、脚色賞、撮影賞、編集賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアリング賞、作品賞、美術賞の11部門ノミネートが発表された。
私たちの作品「哀れなるものたち」と、協働できたことが大変光栄な数々のアーティストを評価してくださったアカデミーに感謝いたします。ベラの独創的な世界と人生に対する視点に命を吹き込むため、たゆまぬ努力をしてくれたすべての人々とこの瞬間を分かち合いたいと思います。プロデューサー仲間であり、我らのベラ・バクスターであるエマ・ストーンが、製作としての初ノミネーションを含む 2 部門にノミネートされたことを心から祝福します。またしても忘れられないコラボレーションをありがとう。
「哀れなるものたち」の11部門でのノミネートは、現実離れした夢であるかのように感じられます。女優、そしてプロデューサーである私をこの素晴らしいノミネーションの方々の一員として選んでくださり、そして私たちの作品を数多くの部門で評価してくださったアカデミーに心から感謝いたします。
マーク、トニー、ロビー、ホリー、ブラックフィッシュ、ナディア&マーク、ジャースキン、ショーナ、ジェームズ、スーザ、アンドリュー、エド、そして私たちの船長であるヨルゴス・ランティモンス、さらにサーチライト・ピクチャーズ、この映画に命を吹き込んでくれたすべての人たち、ノミネーションおめでとうございます。
「哀れなるものたち」に貢献してくれたアーティストたちは、全力を尽くしました。ベラを演じ、彼女の目を通して世界を見る機会を与えられたことに深く感謝しています。彼女は私に、人生は決して砂糖と暴力だけではないのだと教えてくれました(訳注:ベラのセリフの中に「冒険し 砂糖と暴力を知った」というものがある)。リリー、キャリー、サンドラ、アネット。あなたたちと共にいられることが最大の誇りです。
私は仕事として映画を作るという、とてつもなく恵まれた立場にいます。“ベスト”としてアカデミーから認められることは、俳優としてこの上なく名誉なことです。素晴らしき映画監督であるヨルゴスに感謝し、この映画にチャンスを与えてくださった観客の皆様に感謝いたします。本日たくさんの愛に包まれた「哀れなるものたち」の家族たち、おめでとう。そして心からありがとうございます。
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