冷たい態度をとっていたユエだったが、どうしてもランが気になっていた。そんな中、モンヤオがジュンと電話している場面に出くわす。モンヤオは、ランに内緒で、ジュンとランの食事会をセッティングしているようだった。
その話を聞いたユエは、ランとジュンが会っているレストランに現れる。ジュンに引き留められているランを見つけると、ユエは迷うことなく、ランの手を引いてその場から立ち去った。ジュンの前からユエがランを連れ去るのは今回で2回目となり、姫を守るナイトのようなユエのエスコートに胸がときめいた。
ユエはたどり着いた先で、ランに向けて、最大限の優しさを込める。ずっと悲しそうな表情を浮かべていたランは、静かにユエの話を聞いていた。次第に笑みを浮かべるようになり、ユエもどこかうれしそうな様子。
さらにユエは自分が常にヘッドフォンで聞いている音を、ランに聞かせることに。初めて音を共有した2人には、穏やかで幸せな空気が流れる。その姿を見て、いつまでもユエとランが一緒に居てくれることを願わずにはいられなかった。
これまで、ユエとランの胸キュンシーンが多く、癒やしだけを感じていた「25時間恋愛」。しかし、第8話でランの過去が明かされると、「25時間恋愛」で初めて怒りを抱くことになった。
ランが、ジュンと別れたことで、恋に臆病になってしまったことはなんとなく分かっていた。しかし、その別れ方が思った以上にひどすぎるのだ。そのクズっぷりに思わず絶句してしまう。
学生時代のランにとって、ジュンは特別な存在だった。ランよりも大人で、経済力もあるジュンに釣り合う女性になるために努力していた。学生時代、ランの世界はジュンが全てだったと言っても過言ではない。
その一方で、ランは、自立もちゃんとしようとしていた。就職の準備に向けてインターンに応募しており、その最終面接にも合格し、喜ぶラン。ジュンは「僕がいるだろ。インターンなんて時間の無駄だ」と告げる。プロポーズのようなその言葉に従い、ランは採用されたインターン先を断ってしまう。
しかし、ジュンは、無責任にもランを簡単に捨てた。空港に駆け付けたランに対し、「僕たちは合わない。別れよう。大人だから分かるよな」と言い残し、新しい彼女とともに海外へと飛び立った。そんなひどい別れ方をしておきながら、簡単にヨリを戻そうとしたり、「昔は子供だったよな」で済まそうとするジュンのクズすぎる態度に衝撃を受ける。
「25時間恋愛」第6話~第8話は、ランとユエの距離が縮まる胸キュン展開に加え、ジュンがどのような形でランやユエと絡んでいくのか、今後の展開が気になるような内容となった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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