音楽事務所WACKの13組アイドルグループ、GANG PARADEメンバーのユイ・ガ・ドクソンが個人の活動で“漫画”にチャレンジ中。ユイ・ガ・ドクソン視点でGANG PARADEメンバーとしての日常を描く「“社不ドル”ハピラキ日記」。実際に漫画を描く中で気づいたやりがいや難しさなど、漫画家としての“ドクソン先生”に語ってもらった。
――ついに「“社不ドル”ハピラキ日記」の漫画連載が始まりましたね。今の心境は?
4コマ漫画の可能性は無限大。4コマで完結する物語って、あんまり考えたことなかったんですけど、その物事を表現する時に4分割で終える作業が初めてで楽しくて。15分間の物事があった時に、どこをコマとして切り取るのかっていう、 そのチョイスによって、「つまんねえな」とか、逆に「うわ、めっちゃわかる」みたいに、自分の選択で変わってくる。そういう4コマ漫画の魅力を、改めて身をもって知りながら描かせていただいています。
――面白くするために意識しているところはどんなところですか?
えー、まだ実は(面白さの)メカニズムみたいなものがふんわりしていて、自分の中で把握できてなくて、 意図してできるとこまでいっていません。とりあえず描いてみています。
――アイドルと漫画執筆を平行するのは大変?
いえいえ、私、普段からほとんど出歩かないタイプなので、楽しく描かせてもらっています。
――マネージャ―さんの締切管理が厳しそうですが(笑)、大丈夫ですか?
いや、全然。それは厳しいのではなくて、実は私からお願いしたんですよ。締切がないと、私はいつまでもいつまでも放置してしまう、自分で管理ができないダメダメ人間なので。マネージャ―さんから「締切あったほうがいいか。」と提案してくださって。「作ってください。」とお願いして、毎週チェックしてもらっています。
――執筆のコツはつかめてきましたか?
まだすごい最初の方を描き始めたばかりなので、ネタには困らないんですけれど…。絵を描いていた小さいころから人の体を描くのが苦手でして。どうしても4頭身になったり、あり得ない関節になってたり、頭の中でイメージしたものがまだそのまま描けないんです。描いてみたら、「なんか信じられない方向に曲がっちゃってる…!」とかなっちゃうんですよ(笑)。それがすごい難しい。今の課題です。
あと、電車やバスの車内シーンを描くときに、見慣れているはずの脳のイメージを出そうとするんですけれど、わかんなくて。「バス 車内」とか画像を調べて細かいディテールを模写して「こうなってたのか!」とか思います。
――漫画のネタはアイドル活動がメインになりそうですか?
そうですね、今のところは、自分が経験して実際に「あ、面白かったな~」って思うアイドルならではの体験とか、今もなかなかできない経験をさせてもらってるんで、それを描いていきます。あとは、日常のこともゆるく描きたいと思ってます。
――どんな風に漫画を楽しんでもらいたいですか?
あたたかい目で見てほしいです。「まだこんなもんじゃない」って思ってもらえると(笑)。いろいろな作家さんの作品を読むようになって、やっぱりすごいなって思うから、逆に「私、これで大丈夫かな。 いいのかな」って思っちゃっています。でも…上手くなんてすぐならないから、今は身を任せて描いています。
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