ユイ・ガ・ドクソン(GANG PARADE)「4コマ漫画の可能性は無限大!」、漫画執筆の裏側を語る

2024/01/25 21:00 配信

アイドル インタビュー 連載

ユイ・ガ・ドクソン(GANG PARADE)が漫画執筆について語った 撮影=橋本美花

音楽事務所WACKの13組アイドルグループ、GANG PARADEメンバーのユイ・ガ・ドクソンが個人の活動で“漫画”にチャレンジ中。ユイ・ガ・ドクソン視点でGANG PARADEメンバーとしての日常を描く「“社不ドル”ハピラキ日記」。実際に漫画を描く中で気づいたやりがいや難しさなど、漫画家としての“ドクソン先生”に語ってもらった。

初の漫画執筆の感想は…「4コマ漫画の可能性は無限大」

GANG PARADEユイ・ガ・ドクソンの「”社不ドル”ハピラキ日記」より(C)ユイ・ガ・ドクソン


――ついに「“社不ドル”ハピラキ日記」の漫画連載が始まりましたね。今の心境は?

4コマ漫画の可能性は無限大。4コマで完結する物語って、あんまり考えたことなかったんですけど、その物事を表現する時に4分割で終える作業が初めてで楽しくて。15分間の物事があった時に、どこをコマとして切り取るのかっていう、 そのチョイスによって、「つまんねえな」とか、逆に「うわ、めっちゃわかる」みたいに、自分の選択で変わってくる。そういう4コマ漫画の魅力を、改めて身をもって知りながら描かせていただいています。

(C)ユイ・ガ・ドクソン

(C)ユイ・ガ・ドクソン


――面白くするために意識しているところはどんなところですか?

えー、まだ実は(面白さの)メカニズムみたいなものがふんわりしていて、自分の中で把握できてなくて、 意図してできるとこまでいっていません。とりあえず描いてみています。

――アイドルと漫画執筆を平行するのは大変?

いえいえ、私、普段からほとんど出歩かないタイプなので、楽しく描かせてもらっています。

――マネージャ―さんの締切管理が厳しそうですが(笑)、大丈夫ですか?

いや、全然。それは厳しいのではなくて、実は私からお願いしたんですよ。締切がないと、私はいつまでもいつまでも放置してしまう、自分で管理ができないダメダメ人間なので。マネージャ―さんから「締切あったほうがいいか。」と提案してくださって。「作ってください。」とお願いして、毎週チェックしてもらっています。

課題は画力?

(C)ユイ・ガ・ドクソン


――執筆のコツはつかめてきましたか?

まだすごい最初の方を描き始めたばかりなので、ネタには困らないんですけれど…。絵を描いていた小さいころから人の体を描くのが苦手でして。どうしても4頭身になったり、あり得ない関節になってたり、頭の中でイメージしたものがまだそのまま描けないんです。描いてみたら、「なんか信じられない方向に曲がっちゃってる…!」とかなっちゃうんですよ(笑)。それがすごい難しい。今の課題です。

あと、電車やバスの車内シーンを描くときに、見慣れているはずの脳のイメージを出そうとするんですけれど、わかんなくて。「バス 車内」とか画像を調べて細かいディテールを模写して「こうなってたのか!」とか思います。


――漫画のネタはアイドル活動がメインになりそうですか?

そうですね、今のところは、自分が経験して実際に「あ、面白かったな~」って思うアイドルならではの体験とか、今もなかなかできない経験をさせてもらってるんで、それを描いていきます。あとは、日常のこともゆるく描きたいと思ってます。

――どんな風に漫画を楽しんでもらいたいですか?

あたたかい目で見てほしいです。「まだこんなもんじゃない」って思ってもらえると(笑)。いろいろな作家さんの作品を読むようになって、やっぱりすごいなって思うから、逆に「私、これで大丈夫かな。 いいのかな」って思っちゃっています。でも…上手くなんてすぐならないから、今は身を任せて描いています。