渡辺航の人気自転車漫画を実写化したBSスカパー!のオリジナルドラマ「弱虫ペダルSeason2」が8/18(金)よりスタートする。同局にとって記録的な視聴者数を記録した1stシーズンを受けての続編制作。その主人公・小野田坂道役・小越勇輝とその尊敬する先輩・巻島裕介役・馬場良馬。舞台「弱虫ペダル」(通称:ペダステ)に出演し、今また、ドラマで同じ人物を演じている人気2.5次元俳優2人の思いを聞いた。
――人気を博した1stシーズン。今、当時の撮影を振り返って、いかがでしたか?
小越「楽しかったですね」
馬場「濃かったよね。あれ、どれくらいの撮影期間だったっけ」
小越「2ヶ月半くらいですか、自転車に乗る練習から始まって…」
馬場「坂道は出突っ張りで大変だったよね。僕たち三年生役はチョチョっと出てきて、何かイイ事言ったりするタイプだったんで(笑)」
小越「でも、楽しかったですよ。連続ドラマで主役ってそうそうできることじゃないし、舞台からドラマで同じ役やらせてもらえるっていうのも、舞台にはなかった場面を最初から作り上げられるのも、自分のキャラクターをどうやって表現しようか毎日考えながら、人と芝居をしていく毎日が凄く楽しかった」
馬場「僕は毎日朝から晩までずっと…もちろん撮影だからアレなんですけど…嫌な顔せずひたすらもくもくと自転車に乗って撮影してる小越を見てて、その姿が坂道と重なって、凄いなーと思ってたよ」
2012年に上演した最初の「舞台『弱虫ペダル』」での巻島役以来、同舞台を離れていた馬場と、2015年の「舞台『弱虫ペダル』IRREGULAR〜2つの頂上〜」から主演を務めた小越は、同ドラマの1stシーズンが初めての競演だった。
――競演してみての印象、お互いの魅力や好きなところってどこですか?
小越「考えたことないですね(笑)」
馬場「ひどいな(笑)。さっきもちょっと言ったけど、僕から見た小越くんは言葉じゃなく態度で示す主役ですね。役にしっかり向き合っているし、ぶれることがないので、すごく心強いです。この人について行こう、この人を支えよう、と素直に思える役者だなぁと」
小越「ありがとうございます(照)。馬場さんは凄く気さくな人で、いろんな人にしゃべりかけたり、気に掛けてくれたりするところはさすがオトナだなって。一見『この人、何も考えてないのかな?』って思う瞬間もあるんですけど(笑)。実際はすごくいろいろなことを考えていて、瞬間瞬間の集中力がすごいな、と感じていました。ロケバスで台本読んでる姿とかにね」
馬場「考えてる風を装うっていうね」
小越「あれ、考えてるふうなんですか?」
馬場「ウソです、考えてます! 多分?」
小越「多分(笑)」
馬場「小越くんは食生活もすごく考えてるよね」
小越「まぁ、そうですね。僕は太ると顔に出やすいので…。食事は気を付けてます。野菜や鳥のササミを買って食べたり。今回の撮影も2カ月前くらいから食事制限と筋トレくらいはやっておこう、と思って」
馬場「2カ月前!? 本当にストイックやな」
――馬場さんは違ったんですか?
馬場「そうですね~、あしたからやります!」
小越「(笑)」
馬場「小越くんの話を聞いて、朝まで飲んでる場合じゃないな、って反省しました」
2ndシーズンの舞台はインターハイ。話数も2クール分となり、レースでの実車シーンも増え、撮影は格段に厳しいものになっている。
――レースシーン、体力大変そうですね。
馬場「…体力もつかね?」
小越「大丈夫でしょ」
馬場「本当に?いやもう、俺は身体の衰えとの戦いが怖くて怖くて…」
小越「(笑)朝イチの自転車とかキツいですよね」
馬場「ツラいよねぇ。普通の運動って自分の体力のメーターが減っていくのが把握できるんですけど、自転車って意外にいきなり疲れがくる瞬間があるんだよ」
小越「僕は1stシーズンであれだけ自転車に乗っていたので、今回練習に入った時の感覚は意外に大丈夫だったな。あぁ…こんな感じだったなって。ただ、今回はインターハイで集団で走るシーンが多くて、そこを自分たちが実車で表現するので……前回以上に危険と隣り合わせな感じはしますね。」
馬場「そうだよ!ケガしたらおしまいだからね」
小越「期間も長いですしね」
馬場「暑い夏になるねぇ」
小越「日に焼けますよ」
馬場「しょうがないよね、自転車乗りは」
小越「足も太くなります」
馬場「えっ、前回で大分変わった?」
小越「変わりましたよ、撮影終わったら細くなりましたけど」
馬場「俺、前回はあんまり自転車乗ってなかったからな…今回は俺もなるかな?」
小越「なるんじゃないですか、今回、山(上り)だし。僕たちクライマーだし。」
馬場「山は辛い。山は辛いねぇ……巻島の場合、特殊な上り方をするから、アレをやると本当に1回で全部体力なくなるんだよ。完全に理にかなってませんよ、巻島のアレ!」
小越「(笑)」
馬場「…………ただ、ここが踏ん張りどころですね。俺、やっぱり衰えに負けません!!」
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