コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、もくもくちゃんさんの漫画「きみの良さ、きみの好き、大切にしてね。」をご紹介。
作者であるもくもくちゃんさんが1月10日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、9,000件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではもくもくちゃんさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
“ウサちゃん”は絵を描きながら、壁に貼ってある自分以外が描いた絵を見て「みんな絵が上手ですごいなあ…」とつぶやく。しかし隣に座っていた”シロクマ”は「みんなの”すごい”はウサちゃんを”すごくない”にはさせないよ」というのだ。さらに「それぞれが、それぞれに良い。ウサちゃんの絵、すきだよ。」と述べた。するとウサちゃんはハッと気付き、晴れやかな表情に変わった。そして「ウサも絵かくのすき!」と、再び絵を描くのだった。
本作を投稿したX(旧Twitter)には「こーゆーの見ると泣けてくる」「すごくいい言葉ですね」「やさしくてあったかいです」「忘れがちだけど、これすごく重要だと思います」「優しい気持ちになりました」などのコメントが寄せられている。
――「きみの良さ、きみの好き、大切にしてね。」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
”個性”や”好きなこと”を大切にしていたいという気持ちは、自分自身ずっと思っていることですが、以前、絵を描くことが大好きな7歳の娘が、絵のコンクールでお友達が賞をもらっていたのをみて「私もいつか賞もらえるかなあ」と言っているのを聞いたことで、この作品のきっかけをもらいました。実際、娘にこの作品と同じようなことを話しましたが、娘は「わかってるよ!だから私、学校でみんなが何描いてるの?って聞いてくるようなみんながわかんないもの描いてる!すきだから!」と言っていました。笑 心配しなくても大丈夫そうです。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
ウサが描いている絵です!
――本作をはじめ心が楽になる温かい作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
SNSでイラストを公開し始めたのはもう10年ほど前からになりますが、その頃は、会社員時代、落ち込んだり疲れたりしていた自分自身の息抜きとしてイラストを描いていました。もともと落ち込みやすい性格だった私ですが、落ち込んだりうまくいかなかったことで、自分の中でポジティブに考える力が身についていったこと、また、周りの大切な人たちからもらった、たくさんの優しさにも気づけたことから、イラストにしたいなあ。というお話がどんどん思いついたので今のような絵を描くようになりました。みなさまからたくさんコメントをいただくようになり、今では、絵を描くことの楽しさに加え、みなさまにほんの少しでもいいから笑顔のきっかけになれる絵が描けたらいいなあという想いで描いています。
――シンプルで可愛らしい絵柄が素敵ですが、漫画を描くときにこだわっていることがありましたらお教えください。
自分で可愛いと思える絵、描いていて楽しいと思う絵を描くことです!
――今後の展望や目標をお教えください。
今年は新しい本を出版する予定です。想いをたくさん込めました。ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。また、もくもくちゃんはたくさんオリジナルグッズを出しているのですが、数年前からPOPUPショップやサイン会のイベント、コラボカフェなども行っています。昨年は新潟や、東京、福岡でイベントができたので、今年もPOPUPやイベントで日本各地へ行ってたくさんの方にお会いしたいなあ!という思いがあります!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも私の作品をみてくださって、ほんとうにありがとうございます!みてくれる人がいるって、とっても力になれます!描いていてとても楽しいです。これからもたくさん作品描いていこうと思いますので、よかったらみてくださいね!
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