本エピソードではヴィアベルの過去にスポットライトが当たった。北部魔法隊出身で、過酷な戦場に度々直面してきたヴィアベル。彼はこれまで、必要とあれば女性や子供さえも殺してきた。しかし、ヴィアベルは殺人の度にためらいを感じていた。その結果、身動きの取れないユーベルを殺すにあたって“殺す覚悟のための時間”を要したのだった。
そんなヴィアベルの優しさは、パーティーメンバーであるエーレ、シャルフに対しても向けられる。フェルン、ラントとの戦闘によって負傷したふたりを助け、安全な場所へ運ぶヴィアベル。そんな彼にエーレは「その優しさが貴方が魔族と戦う理由なのかしら?」と質問する。この質問を「優しさなんかで命張れるか」と一蹴するヴィアベル。そして彼は過去に好きになった女性との約束を果たすため、今も戦い続けていることを明かした。
背景が存分に描かれた彼の今後の活躍に期待が高まったところで、エピソード後半で第4パーティーも隕鉄鳥の捕獲に成功する。グッと魅力を増したヴィアベルたちの動向にもチェックしていきたい。
本エピソード放送時、Xには多くの感想が投稿された。なかでも投稿が目立ったのはヴィアベルについてだ。エーレ、シャルフに優しさを向ける彼に対し、視聴者からは「ヴィアベルかっこよすぎて惚れる」「良いやつなんだよなーほんと」と称賛の投稿が相次ぐ。結果、「フリーレン」というワードは今週もトレンド入りを果たした。
本エピソード終盤にはフリーレン(CV.種崎敦美)たち第2パーティーとデンケン(CV.斉藤次郎)たち第13パーティーが相対する様子も描かれた。次週では、両者の決闘も描かれることだろう。
※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」
◆文=はるのおと
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