2024/02/02 18:00 配信
“ある事件”で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島秀俊)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田愛菜)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し親子の絆と人生を再生させていく、完全オリジナルのヒューマンドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」。2月4日(火)に4話が放送予定で、今ならTVerで1話~3話が無料配信中。まだ放送に追いつけるこのタイミングで、「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」を振り返ってみよう。
5年前、指揮者の俊平は、音楽の街・ウィーンで指揮台に立ち、聴衆を大いに沸かせた。しかしそのとき、娘の響に最悪なことが起きていたことを、俊平は知る由もなかった。
5年後の2023年、秋。俊平は指揮者を辞めて一人きりでウィーンの街にいた。家族は彼の元を去っていったのだ。
そんな俊平の元に、日本にいる志帆(石田ゆり子)から5年ぶりに連絡が入る。画家の志帆にフランスで仕事が入ったため、日本で子どもたちの面倒を見てほしいと言う。
かくして、俊平は20年ぶりに帰国。しかし、響は俊平と目を合わせようともしない。おまけに音楽以外の能力がゼロの俊平は家事が一切できない。そんな状態の中、父子3人の気まずい生活が始まる。
翌朝、夏目家にやって来たのは晴見市役所観光課の古谷(玉山鉄二)。市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの団長でもある古谷は、存続の危機にある楽団の指揮を俊平に頼み込む。実は、俊平が指揮をすることを、志帆が裏で古谷に約束していたのだ。しかし、俊平は古谷の依頼を固辞する。
一方、晴見市役所に勤めている響は、晴見フィルが演奏会や練習で使用している晴見あおぞら文化ホール担当になっていて、晴見フィルのメンバーで観光課の大輝(宮沢氷魚)に俊平の話を聞かれるが、そっけない態度。
そんな中、俊平は晴見市長・白石(淵上泰史)から、晴見フィルが置かれた厳しい状況を聞かされる。さらに、晴見フィルの練習に行ったときにあることを聞かされて…。
初回では、世界的な指揮者だった俊平が廃団寸前のオーケストラに変革をもたらす姿が描かれた。SNSでは放送前から、「この顔ぶれを見ただけでワクワクします」「西島さん、マエストロぴったり!」「“音楽は人の心を救うことができる”、すてきな言葉」「放送が待ち遠しい!」といった期待のコメントが寄せられていた。
仕事でフランスに行ったはずの志帆は日本にいた。そして、古谷はそのことを知っていた。そこには、深い訳があった。そのことを知る由もない俊平は、晴見フィルの指揮者を引き受けることに。そんな中、白石と出くわし、「ホールは3カ月後に閉館」「オーケストラは予定通り残り3カ月で廃団」だと念を押される。
さらに、白石は、晴見フィルが40年以上かけて集めてきた楽譜の撤去を部下に命じる。市長たちの強引なやり方に途方に暮れる古谷と大輝。しかし、俊平はそんなことを意に介さず、新しい演奏曲を提案。さらに、新メンバーも募集することに。
一方、響は上司の滝田(山本圭祐)から、ある指令を受けていた。
2話では3人の新メンバーが加入し、晴見フィルは大きな一歩を踏み出した。SNSでは放送前から、「マエストロがとにかくかわいい」「見ていて優しい気持ちになる」「響ちゃんが素直に笑える日がくるといいなぁ」といった声などが上がっていた。
晴見フィルでのコンサートを提案した俊平だったが、市の圧力もあり、ホールは使えなくなってしまった。演奏する場所をなくした晴見フィルに不穏な空気が流れる中、メンバー内で演奏を巡った口論が勃発。
プロレベルの羽野蓮(佐藤緋美)がメンバーの演奏ミスなどを激しく責め立て、大輝が途中で練習を抜け出してしまう。団員たちは最悪な雰囲気になるが、俊平は奇想天外な場所での演奏を提案する。
一方、響は上司から晴見フィルを妨害するよう命令される。そんな姿を見ていた俊平は、響の部屋に向かう。
第3話ではオーケストラ内に発生した人間関係における“不協和音”問題が描かれた。SNSでは放送前からSNS上では「ストーリーに引き込まれる」「5年前に一体何があったのか」「響の過去が気になる」「俊平と響の関係が早く良くなればいいな」といった声などが上がり、話題となっていた。
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