コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家として活動しているいくたはなさんの『JK信長は友だちがほしい』をご紹介しよう。
同作はいくたさんの著書『戦国女子高生 龍と虎』の一部を切り取ったもので、織田信長や石田三成といった戦国武将の記憶を持った女子高生たちが登場する漫画。2023年12月、いくたさんのX(旧Twitter)に投稿されると、4万件以上の「いいね」が寄せられて注目を集めている。
織田信長の記憶を持った女子高生(以下、JK)の織田紫信は友達が欲しいと思っていた。そこで紫信は家臣である羽柴秀吉の記憶を持つJK・羽柴秀をクビにして、以降は友達になるように促す。
そんな紫信の要望を引き受け、「信長様の友人らしい感じ」になれるようイメチェンを試みる秀。翌日、紫信の前にギャル化した秀が現れ、「今後は猿ではなく 秀って呼んでね」とフレンドリーに接してくるのだった。
秀の劇的なイメチェンに石田三成の記憶持ちJKの石田さきは驚きつつも、その外見を気に入る一方で、徳川家康の記憶持ちJKの徳川葵は頬を赤らめているさきの様子を見て微笑んでいた。
さまざまな戦国武将の記憶持ちJKが存在し、それぞれが関係性を築いている中、1人の転校生がやってくる。その転校生の名前は「明智光」という女子高生で…。
紫信(信長)と秀(秀吉)の“友達としての交流”やまさかの転校生という展開に対し、読者からは「忠誠を誓った家来が友達になっていく過程がグッときた」「この後、波乱の予感」などの反響が続出。そこで作者であるいくたさんに、同作を描いたきっかけなどを伺った。
――『JK信長は友だちがほしい』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
元々武田信玄と上杉謙信が女子高生に転生する漫画『戦国女子高生 龍と虎』が書籍化され、2巻は織田信長を出そうと決めていました。その流れです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
女子高生になっても前世のことをちょっぴり引きずってる子がいるのかな…と割り切ってセカンドライフを楽しんでそうだな、とか武将ごとに個性を出して描いたつもりなので、そこを楽しんでいただけたら嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
明智光ちゃんの自己紹介シーンです。結構命知らずな登場をしてていいぞ~とるんるんで描きました。
――戦国武将の記憶を持つ女子高生というキャラ設定ですが、ビジュアルはその武将に似せている箇所はあるのでしょうか?
かなり特徴のあった子には反映させたりもしていますが基本残ってる肖像画も間違いなく本人なのか怪しいところがあるので、残っている記述を元にこういう性格ぽいからこんな見た目にしたらいいかも…とわたしの匙加減で決めてしまっています。
――誰か1人を挙げるなら、いくたさんはどの武将が最も好きなのでしょうか?
上杉謙信です。
――今後の展望や目標をお教えください。
たくさん漫画を連載して本を出したいです。いつか何か映像化してもらうことが夢ですが、できるだけ長く漫画家として漫画を描いて多くの人に読んでもらえる作家を目指します。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
2月は3冊コミックスがでます。
2月13日講談社なかよしで連載中の陰陽師漫画『変幻の半狐』2巻、 2月14日トゥーヴァージンズ路草で連載中の幕末志士が女子高生をしている『幕末女子高生鬼と夜明け』3巻、2月15日双葉社から魔女の孫とモンスターのメイドさんの話『魔女の孫と7人の魔女』が発売されます。
よろしくお願い致します。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)