ロンブー淳&こじるり「池の水ぜんぶ抜く」は“窮屈なテレビに差し込む明るい光”

2017/08/30 06:00 配信

バラエティー インタビュー

“池の水抜き”に挑戦した(左から)小島瑠璃子、田村淳(C)テレビ東京

9月3日(日)に「日曜ビッグバラエティ『緊急SOS!超巨大怪物が出た!出た!池の水ぜんぶ抜く大作戦4』」(夜7:54-9:54ほか、テレビ東京系ほか)が放送される。

同番組は日本各地の池の水を抜いて、潜んでいる生物を調査するシリーズ第4弾。「モヤモヤさまぁ~ず2」の伊藤隆行プロデューサーが手掛けることでも知られ、前回放送された第3弾では平均視聴率が9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録した。

そんな「池の水ぜんぶ抜く」シリーズMCの田村淳&初参加の小島瑠璃子にインタビューを敢行。思わぬ番組の見どころや、“池の水抜く”の魅力を語ってもらった。

――まずは収録の感想をお願いします。

小島:私…収録だと思ってなかった!

田村:そうだね。労働だよね。

小島:本当にそうなんです! カメラが回っているだけで…今すごく“働いたなあ~”って感じです!

田村:僕は何度も水を抜いてるんですけど、今日は非常にいいヘドロで…。

小島:その感覚分からないですよ!

田村:水が抜けやすい池だったんですよ。上質な池でしたね。住民のモラルが池に詰まってますから。

――何だかディープな話から始まりましたが…小島さん、初の“池の水抜く”体験、いかがでしたか?

小島:普段、少しでも汚れたり、泥が付いたりすると気にしてしまうのですが、そういった概念が一切なくなって、水抜きに夢中になり過ぎて、泥が目に入っても気にならなくなって…この感覚、久しぶりでした! 泥だらけになるのも10年ぶりでしたね。

「ヘドロは宇宙」という淳さんの名言も、最初は正直「この人何言ってるんだろう?」と思ったんですけど(笑)、最後には身にしみましたね! 真っ黒のものが、どんどんホースの中央に引き寄せられていくんです。

田村:吸い寄せられてね。ブラックホールのようなんです。

小島:ヘドロ吸い、癖になりました! 気持ちいいですね。

――淳さんから見た、小島さんの働きぶりはいかがでしたか?

田村:なんでもそつなくこなす子ですけど、ヘドロ吸いでもなかなかの腕前でしたね。

小島:うれしい!

田村:連結部分をつなぐのもうまかったよね。手際が良かった。

小島:丸三興業(池の水を抜く業者)さんに、「芸能界で食べられなくなったら、再就職できるよ!」って言っていただけました(満面の笑み)。

田村:いい仲間が増えましたね。

小島:固定ピンク色として、頑張りたいです!

――小島さんもドハマりの“池の水抜く”ですが、淳さんは初回からMCを務め、実際に池の水も抜き続けています。反響はいかがですか?

田村:街中で、「池の水抜いたの見ました」ってたくさん声を掛けていただくんです。正直どの番組よりも“池の水”という声が本当に多くて。よっぽど驚きがあるんだろうなと思います。

池の水を抜くというワンコンセプトのインパクトが、窮屈なテレビの中に明るい光を差し込んでいるのだと思います。こんなにみんなが楽しめるテレビコンテンツって本当に少なくなっているので、関わっていることが少し不思議な感覚になります。

――小島さんはこの番組はご存じでしたか?

小島:もちろんです。でも思っていたよりなかなかワイルドでしたね。でもいろんなロマンが詰まっていました。生物を発見するだけでなく、池をきれいにすることも、その池独自の生態系を知ることも、元々は陸軍の訓練所といった池の歴史を知ることも…。

“池の水抜く”ってすごくシンプルなテーマですけど、そこをきっかけにたくさんの発見がありました。水を抜きながら淳さんに「普通に生きてたらこんなことできないです」って思わず話し掛けていました(笑)。

田村:感動してたねえ。この後のご飯もビールもお風呂も最高だよ! 働くってこうなんだなって思うよね。普段いかに涼しいところで楽な仕事してるのかって思いますよ。

小島:たまにやった方がいいですよね。良かったです、今日来て。ほどよい疲労感です。次回伊藤Pが呼んでくれなかったら私勝手に助っ人で来るので!(笑)

その場にいた伊藤P:好きにしてください(笑)。

――ちなみに小島さんが次回の“池の水抜く”に誰かを誘うとしたら?

小島:女の子だったら藤田ニコルちゃんとかどうでしょう。彼女なりの楽しみを見つけそう! あと、鈴木奈々ちゃんとか!

田村:その2人、普通にキャスティングされそうじゃん!(笑) 絶対やらなそうな女優さんがいいよ。

小島:あっ、柳葉敏郎さんが池の水抜いてるところ、見たいです。

田村:秋田弁バンバン出そうだね(笑)。

小島:いいわぁ~! 方言でうわーーーっと言いながら抜いているところ、見てみたいですね!

――伊藤P、いかがでしょう?

伊藤P:全員来てもらいましょうか。あと小池(百合子)都知事とか。

小島:いい~~~!!

田村:週刊誌ネタで世間を騒がせてる人にも来てもらいましょうよ。「おいしいビール飲めますよ」って。

――どんどん“池の水抜く”ファミリーが増える予感ですね! では最後に、この番組の良さをあらためて聞かせてください。

田村:単純に汚れた池の水を抜いて、何が出てくるか…みんなで一緒に開いているびっくり箱のようです。大人も子どもも関係なく笑顔で楽しむ感覚は1回目からありますね。

小島:シンプルでいいですよね。大人もいい顔してましたよ。

田村:みんなの顔を撮りたいよね。水を抜く前と抜いた後。絶対に、生き生きした表情に誰もがなるんです。そんな一体感を楽しんでいただけたらうれしいですね。