LUNA SEA、2012年開催のライブツアーを全国無料放送 約12年ぶりのライブハウス公演で「ROSIER」を熱唱

2024/02/23 17:00 配信

音楽

SUGIZOの“ミス”をRYUICHIが優しくフォロー


どこか現実離れしたような空気が会場に漂う中、「世の中は今、とっても閉塞感のある時代だけど、俺たちの音楽とみんなのパワーでこれからの時代を、また新しい夢を、見つけていきたいと思います」と語るRYUICHIは、突如ファンに「お前ら、新しい夢見れるかー!」と投げかけて「The End of the Dream」を熱唱。さらに「STORM」「DESIRE」「ROSIER」「TONIGHT」と続く激しいロックナンバーで会場が熱気に包まれ、大興奮の観客を残してメンバーはステージを去っていった。

その後再び姿を現したメンバーたちは、ペットボトルを投げ入れたり、ファンにグッズを渡したり、ひとしきり交流を楽しむと、「I for You」の演奏に入ろうとするのだが、SUGIZOの“ミス”によって会場は大盛り上がり。RYUICHIが「ごめん、俺が午後3時から“今夜今夜”言ってるからちょっと調子が悪くなってしまった」とフォローすると、SUGIZOが舌を出して照れ笑いする貴重なシーンも見られた。

仕切り直した「I for You」でたっぷりとメンバーからの愛を届けると、最後のMCでは「今日は感動したな、みんなに」と語りかけたRYUICHI。「よくぞ10年間温めててくれたな、みんな」「もっともっとでっかい夢を見ていきたいと思うんで、みんなも期待しててください」などと会場へ熱いメッセージを送り、「BELIEVE」「WISH」で全13公演にわたるZEPPツアーの幕を閉じた――。

2024年には結成35周年を迎えるLUNA SEA。10月からは、1994年リリースの『MOTHER』、1996年リリースの『STYLE』という、LUNA SEAの存在を世に示したともいえる2つのアルバムのツアーを現代に再現する“デュアルアリーナツアー”の開催が決定している。