「上からアヤカ…」サブタイトルでも遊ぶ「離婚しない男」篠田麻里子“アヤカ”の限界突破ぶりに「適役すぎる」の声

2024/02/11 16:11 配信

ドラマ 動画 レビュー

財田弁護士が張り手で気合いを注入


司馬と綾香の行為を、なんとか撮影できた渉。だが精神的なショックが強すぎたのか「もういいんだよ。どうでもいい」と自暴自棄な言葉を吐き、「親権を取るなんて…無理なんだよ」とうずくまってしまう。

悲痛な表情で三砂が見守る中、靴音を鳴らしながら現れたのは財田弁護士。「お待たせいたしました」と登場した財田は座り込んだ渉を無理矢理立たせると、「死ぬこと考える暇があったら、戦うんですよ!」と張り手で気合いを注入する。もちろん、「いやそこまでは考えてない…」という渉の言葉は無視だ。

だが、彼女が渉のもとへ来た理由は励ますためではない。三砂がさっそく先ほどの映像を財田に送っており、その映像を見て“戦う”決断をしてくれたためだという。「よく撮れてた!よく頑張った…!あなたの弁護、受けさせていただきますよ」と抱きしめる財田の言葉に、渉は気持ちを改めて奮い立たせるのだった。

財田弁護士の本格参戦…だが道は険しい


だが、その後に今後の方針を決める渉、財田、三砂の会議をしたところ、渉にはまだまだ険しい道のりが待っていることが明らかになる。渉はこれまでフルタイムで仕事をしており、子どもの監護養育実績が全く足りていない。これは親権獲得を争う上で、大きな不利ポイントとなる。

そのため、今後は幼稚園への送り迎えや朝食の用意、風呂の世話などといった細かな養育実績を積み上げていかなければならない。SNSや日記に書き留めるなどの証拠づくりを進めつつ、最低でも1年…そして調停期間も含めれば2年間は“実績作り”に専念する必要があると財田は言う。

妻の裏切りを知りつつ、また妻からの陰湿な嫌がらせを耐えつつ過ごす2年を思ってうなだれる渉。「男の親権獲得は、遠くてつら~い道なんだよ…」と励ます三砂をよそに、「いま一番大切なことは!」と財田が続ける。

「いま一番大切なこと」とは、すなわち“親権を獲得しようとしていることを綾香に知られない”ようにすること。親権を狙われていると知られれば、DVやモラルハラスメントを捏造される可能性があるからだ。

「我々の準備が整う前に、綾香さんに離婚を切り出されてはいけません」。離婚の意思を明らかにされてしまえば、渉が養育実績を積む時間がなくなってしまう。離婚しようとしていることを悟られてもダメ、先に離婚の意思を固められてもダメ…厳しい条件を総括して、財田は「つまりあなたは1年間…“離婚できない男”なのよ!」と告げるのだった。

綾香の体当たり演技が鮮烈に光った第4話について、SNSでは「麻里子サマ、この役できるのすごいな…!覚悟決めてるのがわかる」「映像は刺激的なのに、綾香とマサトのやり取りで笑っちゃう」「登場人物全員ぶっ飛んでる」「サブタイトル『上からアヤカ…下からワタル…』は狙ってるだろ絶対」「麻里子サマが適任すぎてずっと見てられる」といった声が相次いでいる。