――企画が動き出したのはいつ頃だったのでしょうか?
有我:2022年の秋頃から考え始めていたのですが、あっという間に年が明け、2023年1月に具体的に動き出しました。「サワコ 〜それは、果てなき復讐」(2022年、BS-TBS)の放送が終わって間もない頃でした。
原作を探した時もありましたが、社内で「思い切ってオリジナルをやってみるという選択肢もあるよね」という話があり、今回はオリジナル作品に挑戦しようという結論に至りました。ただ、BSが中途半端なことをやっても観てもらえないですし、配信も回らないので、やるからには、キャスティングやジャンル、企画内容を含め、エッジの効いたことをやらないといけないと考えていました。
――そんな中で、映画「ちはやふる」シリーズや、「線は、僕を描く」(2022年)などを手掛けてきたROBOTが制作に携わることになった経緯を教えてください。
有我:BS-TBSでは、これまでROBOTさんとご一緒したことがなかったのですが、ご縁があって巣立さんをご紹介いただきました。何度かメールのやり取りをした後、2023年3月に初めてお会いすることになって。企画内容を含めて話し、協力していただけるかご相談したという流れです。
――巣立さんは、これまで接点がなかったBS-TBSからドラマ制作オファーを受けた際の心境はいかがでしたか?
巣立:オリジナルドラマを作るのであれば、ぜひやりたいなと思いました。今、原作のある映像作品がたくさんある中で、オリジナルドラマを制作する機会はなかなかないので。ただ、登場人物やストーリーをゼロから作る分、時間もかかるので、ギアを入れないとできないことだと思いました。
――台本が固まってきたのはいつ頃だったのでしょうか?
有我:前半の流れがなんとなく見えてきたのが放送スタートの半年前だったので、結構ギリギリでした。なので、キャスティングは結末が定まっていない中で進めていました。
巣立:最初に全10話のプロットラインを一通り作りましたが、最終的に変わることになりました (笑)。もっと登場人物が死んでいましたし、役どころが他にもいっぱいいましたが、プロットが進むにつれて、どんどんシンプルな内容になりました。
衣装合わせをするタイミングではラストの展開まで決まっていなかったので、(出演者、スタッフたちから)「最後はどうなるんですか?」と聞かれて、「こんな結末になるかもしれません、でも、それも変わるかもしれません!」と伝えていました(笑)。
僕ら自身も何が面白いかというのは、最後までいってみないと分からない部分でした。「きっとこの人が犯人だろう」という目星はつけながらも、オリジナルだからこそ、それが正解かどうかは何度も話し合いながら決めました。
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