「BSが中途半端なことをやっても観てもらえない」、ドラマPが語るオリジナル作品への想いとキャスト陣の素顔<夫婦の秘密>

2024/02/15 07:00 配信

ドラマ インタビュー 独占

座長・臼田あさ美は「作品を支える大きな幹」


――主人公・穂花を演じる臼田さんのキャスティング理由を教えてください。

有我:設定年齢が若い役どころが多く、新進気鋭の若手俳優に結集して頂きたいと考えていたのですが、その前提として、作品を支える大きな幹といいますか、経験豊富な方に穂花を演じて頂くことで、作品が完成されると考え、「穂花」という複雑で難しい役を演じてくださるのは、臼田さんしかいないと思っていました。

巣立:臼田さんは、これまで今回のような役はほとんど経験がないと伺っていたので、どう面白がって演じていただけるかなと考えていました。

一見ホワイトカラーな印象なのにどこかブラックな部分も見える、周囲を混乱させる役どころなので、“こういう役を演じてほしかった”という思いを臼田さんにぶつけさせていただく形で、今回の役をご相談しました。

――剛力さん演じる翠は序盤強烈な印象を残しながらもどこか人間臭い部分も見えてきました。

有我:そうなんです、翠はこの作品の登場人物の中だと最も人間らしいといいますか、現実に近いキャラクターだからこそ、それはそれで難しい役どころだと思っていて。“表と裏”と言いつつ、(翠は)どこか生身の人間を感じられるので、より高度なお芝居を求められるキャラクターで難しいところも多かったと思いますが、剛力さんが「翠」を創り上げてくださいました。

巣立:翠は視聴者の方が一番共感できるキャラクターであり、最も“普通の人”なので、演じるときのバランスが一番難しかったんじゃないかなと思います。何よりご本人がとても明るい方なので、剛力さん自身が持つ華やかさと今回の翠という役がバチっとハマったなという感覚があります。

――大きな秘密を抱える穂花の夫・雅道役の豊田さんはどのような印象ですか?

有我:豊田さんは苦労しながら演じていた印象があります、台本に小さな文字でものすごい量のメモがあって…。「裏の顔がある」と事前に伝えていたからか、 “それならここでこうしなきゃ!”とか細かく考えていたんだと思います。

巣立:とてもストイックな方なんでしょうね。初めての役だと思うのですが、真っすぐ向き合っていただきました!

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