MBS/TBSドラマイズム枠で放送中のドラマ「伊藤くん A to E」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか)で、“Bの女”野瀬修子を演じている志田未来を直撃した。
「自分の殻に閉じこもる女」修子は、“痛男”伊藤からストーカーまがいの好意を持たれる、バイトに身の入らないフリーター。矢崎莉桜(木村文乃)を訪ね、恋愛相談をする。
修子について「伊藤くんよりも駄目な女なんじゃないかって思うくらいのキャラクター」という志田にインタビューを行い、修子や伊藤、作品について語ってもらった。
──今回の作品に対する印象を教えて下さい。
一人の男性を取り合って、女性同士のいざこざがあるという物語だったら今までにもあったと思うんです。だけど、それとはまた違って、一人の男性に女性それぞれが別々に振り回されているという、すごく新しいお話だなって思いました。現場に入るのがすごく楽しみでした。
──修子はどんな女性ですか?
自分一人じゃ何もできなくて、本当に周り(の人)に頼りっ放しで、悪いことが起きても全部周りのせいにする、すごく駄目駄目な女の子。ここまで駄目な女の子がドラマの中に出てくるんだって思うくらいです(笑)。服にもメークにも恋にも、何も興味がなくて、何を楽しみに生きているんだろう?って思うくらいでした。
周りの仲のいい友達に甘えてしまう部分だったりとか、ちょっと悪いことが起きても「自分のせいじゃない」って思う部分など、私と似ているところもあるんですけど、修子ほどの女の子はいないんじゃないかなぁって。私自身もそこまでではないので(笑)。
──今回の役は難しかったですか?
あまり演じやすい、演じにくいというのはないです。ただ、自分とかけ離れた役だと、どんなふうになるのかなっていう楽しみはすごくあります。
──修子は伊藤からストーカーまがいの好意を持たれるという女性ですね。
そもそも修子がはっきりしないから、伊藤くんにストーカーまがいなことをされているところもあるので、お芝居ではすごくウジウジ、ダラダラしながら話したり、動くのを意識して演じていました。
──伊藤という男をどう思いますか?
すごく痛い男の子ですけど、すごく自由ですし、すごく自分に真っすぐで素直だし、ある意味うらやましい部分がたくさんある男性だなって思いました。
私が関わっていた伊藤くんは、どちらかというと“うざいストーカー男”っていう感じだったんですけど(笑)、自分の気持ちに素直な男性はすてきだなって思うので、そういう面では魅力的なのかなって思います。ただ、関わり過ぎるとよくないのかなって(笑)。
──伊藤は「自意識過剰で幼稚で無神経」という“痛男”ですが、志田さんの考える“痛男”ってどんな男性でしょう?
ん~はっきりしない男性(笑)。
──伊藤ははっきりしていますよね(笑)。
そうですね(笑)。はっきりはしているんですけど、やり過ぎというか、度が過ぎると良くないですね。
──最後にメッセージをお願いします。
いろいろな女性が出てくるので、見てくださる女性は「こういう子いるな」とか、「もしかしたら自分はこの子と一緒かもしれない」って共感してもらえる作品になっていると思います。伊藤くんに関わったことで成長していく5人の姿がすごく面白おかしく描かれているので、ドラマも映画も楽しみにしていてほしいです。
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