真田広之主演の「SHOGUN 将軍」が、ディズニープラスのスターで2月27日(火)より独占配信される(全10話/初回は2話配信その後毎週1話ずつ配信※最終話は4月23日[火]配信予定)。今作にプロデューサーとしても名を連ねる真田は、2003年に映画「ラスト サムライ」でハリウッドに進出して20年、“日本の文化を正しく世界に紹介したい”という思いを胸に、あくなき挑戦を続けている。そんな日本を代表するハリウッドスター・真田の歩みを振り返る。
1990年代、真田は日本のドラマの代名詞ともいえる存在だった。社会現象を巻き起こした「高校教師」(1993年)をはじめ、数々の人気ドラマに主演。にじみ出る色気と鍛え上げられた肉体の美しさで多くのドラマファンを魅了してきた。
そんな真田にとっての転機は、1999年に参加したイギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによる公演「リア王」だった。蜷川幸雄演出の同作に日本人キャストとして出演したことをきっかけに、その目は海外へと向けられた。
「異文化をぶつけ合って誰も見たことのないものを作り上げていく。その難しさと楽しさ、大切さを教わった気がします」「それをきっかけに、(海外の)プロジェクトを選んで飛び込んできました」。2018年に紫綬褒章を受章した際の会見で、真田自身そう語っている。
2003年、トム・クルーズ主演の映画「ラスト サムライ」で初めてハリウッド作品に出演。江戸幕末・明治維新期の日本をハリウッドならではのスケールで描いたこの作品で真田は、サムライたちのリーダー格・氏尾を演じた。
この当時、ハリウッドで描かれる“日本人像”には偏見やファンタジー要素が強いものも多かった。そんな中、真田は「ラスト サムライ」の撮影が終わった後もプロダクションに残り、日本の描かれ方に意見しながら完成を支えたという。日本の文化を正しく世界に伝えたい――これが、その後世界を舞台に活躍する真田にとっての指針となっていった。「ラスト サムライ」日本プレミアでも「“日本の観客の方が見て納得のいくものを”、それだけを意識して作っていた」と打ち明けている。
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