浅田次郎の名作を田中直樹×柄本明で連続ドラマ化「プリズンホテル」

2017/08/16 06:00 配信

ドラマ

“プリズンホテル”を任されたカタギの支配人・花沢を演じる田中直樹

BSジャパンでは、10月クールに新ドラマ枠「連続ドラマJ」(土曜夜9:00-9:54)をスタートすることが決定した。「連続ドラマJ」では大人の鑑賞に堪えうる本格エンターテインメントをコンセプトに、BSジャパンとして初めて、ゴールデンタイムの連続ドラマ枠に本格的に取り組む。

第1弾作品として、浅田次郎原作「プリズンホテル」の放送が決定。主演を務めるのは、ゴールデンタイム連ドラ初主演となるココリコ田中直樹。オーナーも従業員も極道だらけという“プリズンホテル”を任されたカタギの支配人・花沢を演じる。また、ホテルのオーナーであり、極道の親分でもある“仲オジ”こと木戸仲蔵を柄本明が務める。

これまで「プリズンホテル」は、1993年と1995年に「プリズンホテル 暴力団御用達 奥久慈ホテル2泊3日・ドリームツアー」(TBS系)で特別ドラマとして、1999年に「サタデードラマ」枠(テレビ朝日系)で、またVシネマシリーズとしても親しまれてきたが、“2017年版”はどんな世界観となるのか?

田中直樹は、撮影への意気込みを「とにかく物語の設定がとても面白いです。その中で、コワモテの従業員、訳ありなお客さんに対し、生真面目な支配人をしっかり演じていければと思っています」とコメント。

さらに視聴者へのメッセージを「訳ありな人ばかりが集まる特別なホテルです。普通のホテルでは起こらない事がきっとたくさん起こります。是非毎週ご覧頂き、プリズンホテルに泊まった気持ちになって頂ければと思います」とアピールした。

また、共演する柄本明は撮影に向けて「どの作品も同じですが、撮影に入るときはあまり先入観を持たないようにしています。作品をみなさんと作っていく過程をたのしみにしています」と期待を寄せた。

森田昇プロデューサーは、「BSジャパンはこの10月クールから、2015年4月にスタートした火曜夜の新作の連続時代劇枠と、この連続ドラマJ枠の2枠のドラマを放送します。他の民放系BS局がどこも放送していない現代ドラマ枠を新設するのは大きなチャレンジですが、必ず視聴者の皆様に納得いただけるものにしていきたいと考えています。

今回は、現代には絶滅危惧種と化している任侠団体と一般人たちが繰り広げる人間ドラマを、コメディでーくるみつつグッとくるストーリー展開で見せます。地上波、ゴールデン帯、深夜、更にはネットドラマなど様々な枠でドラマが放送される中、連続ドラマJならではの切り口で描く、大人の鑑賞に堪えうるエンターテインメントドラマを目指します」と語っている。