それからしばらくして帰国した逸臣は真っ先に雪に会いにくる。電車の線路を挟み、久しぶりに対面となった2人。「ぎゅーしていい?」という逸臣の口の動きを読み取り、雪は手話で「いいよ」と答える。だが、それは読み間違いで正しくは「ちゅーしていい?」だった。そのため、心の準備がないまま逸臣にキスされて驚く雪。しばらく会わないうちに髪が伸び、少し日焼けした逸臣からはいつも以上に色気が溢れていて、見ているこちらまでドキドキしてしまう。
逸臣が海外から雪に送ってきた「大事にする」という言葉には嘘がない。雪ともっとコミュニケーションを取るために、ほぼ完璧に指文字を覚えてきた逸臣。エマともう一人、高校からの付き合いである心(CV:畠中祐)に雪を紹介したいと言い出したのも大事だからこそ。だけど、無理強いはしないところに逸臣の優しさが溢れる。
「帰りたくなったら強く握って」と言ってくれた逸臣の手を取り、心の家へ向かう雪。「つないだ手の不便さだとかは まだ気付かないでいてほしいよ」というナレーションが胸に迫った。手を繋いだら必然的に手話ができなくなる。だけど、手は繋いでいたい。逸臣の世界に飛び込んでいく雪が感じている不安と喜びの両方が伝わってきた。
本格的に雪と逸臣のお付き合いが始まった第7話。逸臣の彼氏っぷりに視聴者からは「逸臣さんみたいな彼氏が欲しい」「指文字めっちゃ覚えてるよ逸臣さん!!尊すぎる」「親友にすぐに紹介するのも安心ポイント300点あげちゃう」と絶賛の声が上がる一方、エマや桜志の切ない恋に「海外から戻ってきた逸臣が雪とさらに接近で甘々過ぎるけど、ここまで来ちゃうと桜志やエマが少し可哀相にも思えてきちゃうよね」「もっと褒めて欲しい桜志くんとLINE帰ってこないエマちゃんに感情移入しちゃう」という声も挙がった。
◆文=苫とり子
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