コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、まんきつさんの書籍「そうです、私が美容バカです。」(マガジンハウス)より第5話の「ここさえ痩せてればカラダが細く見える場所どーこだ?」を紹介する。
作者であるまんきつさんが1月31日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではまんきつさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
作者であるまんきつさんは、自他ともに認める”美容オタク”。25歳の頃から美容にのめり込み、ありとあらゆる美容法を試してきた。ある日、まんきつさんは漫画を描いているときに衝撃を受ける。なぜなら、"体の太さは同じだが二の腕を細くするだけで凄く細く見える"ことに気付いてしまったのだ。つまり「好きなだけメシ食って腕だけ脂肪吸引すればいいんじゃん」と”大発見”する。そしてまんきつさんは速攻でクリニックを調べて”脂肪冷却”を施したという。
一連の流れを聞いた担当編集の柳川さんは、"地道にダイエットをするって発想はないのか"と問いかける。すると、まんきつさんは脂肪冷却を選択した理由を語りはじめた。まんきつさんは自身が痩せていたときの写真を見せ、「体型は細いけど頬がコケてる」と説明をする。漫画家であるまんきつさんは、老人を描くときに頬をコケさせてほうれい線を足すだけで”なんとなく老人感をだせる”というのだ。しかし、ダイエットをすると頬の脂肪まで落ちてしまう。そのため、いったん太って二の腕だけを細くする方法を思いついたという。脂肪冷却は痛みを感じたものの、まんきつさんは二の腕が確実に細くなったことを実感したのだった。※本作に描かれた美容法の効果は、作者個人の感想になります。
作品を投稿したX(旧Twitter)には「わかりみすぎる」「自分で描いてどんどん美の発見するの凄すぎる」「オチで笑った」「天才や…」などのコメントが寄せられている。
――「ここさえ痩せてればカラダが細く見える場所どーこだ?」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
若い頃はひたすら痩せようと必死だったけど、歳を重ねるごとにふっくらした頬の存在の大切さに気づくようになりました。でも45過ぎたあたりから、太っても顔に肉がつかないことに気付いて、どうしたらいいのか考えていたのでそれをマンガにしました。
――本作の中で特に印象に残っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「好きなだけメシ食って腕だけ脂肪吸引すればいいんじゃん」何も考えてない間抜けな表情を大事に描いてみました。
――書籍「そうです、私が美容バカです。」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
20年以上美容沼にどっぷりで、お金も相当つぎ込んできまして。そのうち周りから「何つかってるの?」「どういう美容やってるの?」と質問されるようになったんです。その知識を独り占めしたいと思っていた時期もあったんですが、美容があまりに好きすぎて「私はこれやってみて良かったんだけど、みんなはどう」って分かち合いたい気持ちが謎に高まってきて。好きなことを人と話すのって楽しいじゃないですか。そんな時に美容イベントに呼んでもらってX(当時はTwitter)で告知したら、編集担当さんから連絡をもらったんです。
――美容を探求し続けていて「良かった」と感じられるのはどんなときでしょうか。
落ち込んだときも「でも私、肌はキレイだし」と心の支えになっていることです。
――今後の展望や目標をお教えください。
早くネームを書きためて美容バカ新シリーズをはじめたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
新シリーズもより良い美容情報をお届けできるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いいたします!
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