ゲスト選出の妙が光る同番組。過去回でもレジェンド選手を招いたエピソードトークが目を惹いたが、今回は漢・村田が打者を目指したきっかけが“挫折”であったこと、同世代における松坂の影響力と印象を改めて語られるという貴重な回となった。
各所でインタビューを受けることもある野球選手だが、どうしても主眼は花形選手ばかりに向きがち。しかし現役を終えて肩の荷を下ろした選手だからこそ、肩肘を張らなくていい状況で出てくるエピソードもある。まさに“ダグアウト”の名に相応しい裏トークは、ファン垂涎の内容ばかり。
“強さ”をアピールしなければ生き残れないプロ時代とは違う、ふっと息を吐いたタイミングで振り返る当時の心境。同番組ではゲストの人間関係やスキルの話はもちろん、今後もこのような“重要な選択を下したとき”のエピソードについて掘り下げていってもらいたいものだ。
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