――スーパーヒーローのように何か特別な力を得られるとしたら、何を望みますか?
丸山:掃除する力ですね。本当に掃除が苦手で、たまに足の踏み場がなくなってしまうときがあるので、掃除するパワーが欲しいです。でもやっぱり、怪力パワーとかもうらやましいですよね、模様替えが一気にできるから。ひろこさんは模様替えもうまいのではないかなと思います。
渡邊:料理ができるようになりたいです。包丁さばきがすごい、みたいな。麻婆豆腐とか角煮もうまく作れるようになりたいです。
――ご自身にとってのヒーロー像は?
丸山:ロバートの秋山竜次さんですね。芸能界に入るときからずっと物まねをさせていただいているので、ヒーローです。この間、たまたま福岡空港で会ったのですが、「礼ちゃん」と言われて振り向いたら秋山さんで。「俺みてぇな女がいると思って」と言われて、「かっこいい!」と思いました(笑)。この人に憧れて芸能界に入ってよかったなと思いますし、秋山さんは演技もお上手で大河にも出られているので、これからも追いかけたいヒーローです。
渡邊:家族ですね。シンプルにそこを見て「かっけーな」と思いながら育ってきたので。
――2023年に30歳になった渡邊さん。30代に突入しての新たな目標はありますか?
渡邊:びっくりするぐらいなくて、「30歳になったからって」という感覚なんです。でも、できる役がどんどん変わってくるとは思うので、そこにちゃんとフォーカスしながら、大人な役も演じられるようになればいいなと思います。
――最後に、見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。
丸山:私が演じる広岡ひろこは、普段はスーパーで働いている女の子なのですが、過去のある出来事をきっかけに、訓練をして怪力や俊足を手に入れます。でも、変身するとすっぴんになってしまうところに納得がいっていないヒーローです。
そんな“すっぴんヒーロー”がたまたま出会った警察官・藤崎さんとのラブもありながら、すっぴんでも毎日頑張る女性たちの背中を押してくれるような作品になっています。
私自身、「幸せになっていいのかな」とよく思うのですが、ひろこさんのフィルターを通したときに、藤崎さんやいろいろな人と手を取り合いながら生き抜く姿を見て、誰でも無条件に、笑って幸せになっていいんだ、みんなにその資格があるんだ、というふうに思えました。皆さんにもそう感じ取ってもらえたらうれしいです。
渡邊:本当にいろいろな人の背中を押せる作品ができたのではないかなと思います。今回、プロデューサーさんがすごく熱い思いを持っていて、初めて企画を通したということもあって、そこに全員の力が合わさってこの作品が作られました。その点も含めながら見ていただけたら、より楽しめるのではないかなと思います。
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