自転車ロードレースの実車トレーニングから始まったドラマ「弱虫ペダル」。その実車ロケは過酷なものだった。
――お二人は前シーズンから今まで、多くの過酷な撮影を共有してきたんですよね?
深澤「そうですね、結構辛い部分は一緒にやってきた仲ではありますね」
木村「前シーズンだと『1000Km耐久合宿』の撮影は、本当にキツかった」
深澤「達成さんの場合、チャリにギアがなかったりしましたからね」
木村「普通にロードレース仕様のものだと思って使って、ガツガツ進んだ結果、途中でリタイアするっていう(笑)。あのハンディは辛かったです」
深澤「パーマ先輩(=鯨井康介演じる手嶋純太)と(小越勇輝演じる)小野田くんが対決する部分とかは僕もハンディありでしたよ。本当は二人の後ろにずっと着いていかなきゃいけない撮影だったんですけど、僕と達成さんが乗ったのは普通仕様のチャリ。ロードレース仕様の二人が速過ぎて、僕らは段々と消えてくっていう(笑)」
木村「最後の直線とか、本気で走ったんですけどね。ダンシングしても、何やっても勝てないんですよ。ガムシャラに漕ぎ過ぎたら、後ろタイヤがギャーギャーギャーって滑ってて…」
深澤「原作の通り、死にものぐるいでペダルを踏んでました。原作でも皆倒れてるんですけど、もう毎日のように倒れてましたね」
木村「脚がパンパンに腫れました」
深澤「腫れたといえば、ブヨとの戦いも?」
木村「あれは嫌だった。ロケ車の中に入ってくるんだよね」
深澤「噛まれると大変なんですよ。もうみんなでワーキャーしながら、『やべーそっち行ったー!』とかね」
2ndシーズンで描かれるインターハイ編には、登場キャラクターごとに見せ場が存在。当然、小越、木村、深澤以外のキャスト陣も実車によるロケ撮影が増え、大人数での集団走行シーンも多くなってくる。
――2ndシーズンの撮影はいかがですか?
深澤「やっぱり過酷ではありますけど、今回、過酷なことを一緒にやってくれるメンバーが増えたっていうのは心強いなって思います。ライバル校である箱学のメンバーとか特にね」
木村「みんなでいると心強いですよね。でも、そうなると、みんな分のカットで撮らなきゃいけないから、誰々が(カメラで)抜かれてる時も一緒に走って下さいっていう、お付き合いの怖さ?…やっぱ3人~4人くらいでよかったかなっていう(笑)」
深澤「確かに今回は台詞がなくても、一緒に走ってなきゃいけないシーンが、ずーっとありますからね」
木村「後ろからカメラ車で追われる撮影とかになると…カットがかかっても、その声が全然聞こえないんですよ。こっちは風切ってるから。風切って走ってるから!」
深澤「全然聞こえないから、走り続けてしまいますね」
木村「そして余計な体力を使う。必要な距離の倍以上走っちゃって、疲れちゃうんです。これはそろそろ……」
深澤「そうですね、2ndシーズンではそこら辺を考えて…」
木村「改善できるところは改善していきたいですね(笑)」
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