ジェームズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」を全10話の戦国スペクタクルドラマ「SHOGUN 将軍」として、2月27日(火)から、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」のコンテンツブランド「スター」にて独占配信される。2月19日、都内で「SHOGUN 将軍」ジャパンプレミア試写会が行われ、主演を務めた真田広之、アンナ・サワイ、平岳大、西岡徳馬、二階堂ふみ、エグゼクティブプロデューサー/ショーランナーのジャスティン・マークス、同じくエグゼクティブプロデューサーのレイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベルが登壇した。
同ドラマは、1980年にアメリカで実写ドラマ化された、ジェームズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」が原作。「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたジャスティン・マークスらハリウッドの製作陣の手で新たに映像化。徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、将軍の座を懸けた陰謀と策略が渦巻く戦国スペクタクル・ドラマシリーズとなっている。
物語の舞台は1600年代、「天下分け目の戦い」前夜の日本。戦国最強の武将・吉井虎永(真田)に敵の包囲網が迫るなか、彼の窮地を救う秘密を持ったイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(後の按針)が虎永の領地へ漂着する。虎永は、英語を話しキリスト教を信仰する戸田鞠子に按針の通訳を命じ、二人の間には絆が生まれ始める。
一方で按針を利用して窮地を脱する虎永だが、按針から世界を見聞きし、幾度も命を救われることで侍の地位に取り立てることに。そんな中、五大老の脅威が次々に迫り、虎永がついには絶体絶命の危機に追い詰められる。
日米の映画界で長きにわたって活躍し、本作でプロデューサー&ハリウッド初主演を務める真田が、“日本人として日本の文化を正しく世界へ紹介したかった”という想いで制作を開始した。
ジャパンプレミアが始まると、エグゼクティブプロデューサーのジャスティンがキャスト一同を呼び込む。会場の拍手に迎えられた真田は、「ここにいる、そしてここにいない多くのスタッフやキャストの情熱の結晶を見ていただける日がきてうれしいです」とこの作品を披露することへの喜びを語った。
ジョン・ブラックソーンを演じるコズモは「コミュニケーションのバリアなど色々挑戦や苦労はありましたが、逆にそれはブラックソーンの物語や彼への道のりに近いことでもあったので、役に立ちました」と、日本人が多い現場での撮影について振り返り、「そういう形にしていくことで、本格的なリアルさが得られましたし、真田さんとは目のみでコミュニケーションをとっていました。お互いのことを知るにつれてコミュニケーションも深まっていきましたね。何かあればそこにいてくださいましたし、仕事に対する姿勢を、背中を見ながら見習いたくなる真田さんでした」と真田への敬意と信頼を語った。
虎永と天下の覇権を争う敵・石堂和成役の平も、「出演がないシーンでも毎日、最初から最後まで現場にいて、エキストラの人の衣装やヘアを直したりとか、頭が下がることばかり。バンクーバーでの寒い夜の撮影の際、馬の上に乗っての家臣との会話シーンで、監督は暖かいベースから出てこず、僕に対しての監督からのダメ出しを、真田さんが監督と僕の間を行き来して伝えてくれて、馬上からどうしていいのかわからず(笑)、芝居どころじゃなくなるくらいお世話になりました」と真田への感謝を語った。
プロデューサーの真田から戸田広松役として抜擢された西岡は「真田と、西岡が日本の時代劇こんなものか、と恥をかかないような作品にしようと。武士道スピリットをこのドラマで見せたいからと伝え、『ぜひそれをやろう!』と固く誓って完成させました。彼は本当に素晴らしかった。マスクを2重でゴーグルして、万全の態勢で全シーン現場に行って、彼の俳優スピリット本当に感動しました!」と、興奮した様子で真田との撮影の思い出を明かした。多くの出演者が、プロデューサー・俳優としての真田を評価しチームの絆の強さを語った。
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