=LOVE・野口衣織が「柚木さんちの四兄弟。」を語る!「家族ならではの愛の形がいいなと思いました」【連載:いおはにほへと。#28】

2024/02/23 18:04 配信

アイドル アニメ 連載

最終回まで見た上で、この言葉の説得力がより増しました

「俺たち兄弟はどんな事があってもずっと家族なんだから、4人で支え合って生きていこう」柚木隼(一話より)

なぜこのセリフを選んだかというと、まさにこの言葉が全てなんです。全話を見終わった後にこのセリフを思い返して、つまりこういう作品だった!と思って。それこそ、岳の「隼兄さんは忙しいから授業参観に呼べない」っていう感情もそうだし、そんな岳を見た湊が「尊の教室にも行くから、授業参観でお母さんにずっといてもらえなかったのが寂しかった。来てくれた俺でもそう思ったんだから、岳だって本当は来てほしいはず」と思いやったのもそうで、4人がお互いに支え合ってると感じるシーンがいっぱいありました。

時にはケンカしたりぶつかり合ったり、その瞬間だけを見たら冷たく感じることもあるけど、みんな家族が大切で大好きで、最後には戻ってくる。何があっても4人は家族なんだな、家族って宝なんだなというのがひしひしと伝わってきて、最終回まで見た上で、この言葉の説得力がより増しました。あ~、本当にいい家族だ!(泣)きっとお父さんとお母さんも天国から見てて自慢だろうな、誇りだろうなって思います。

“ほのぼの系”ではありつつも、全体を通して人に寄り添う感情がたくさんあって、どのシーンも誰かしらが共感していると思うし、見た人が背中を押してもらえるようなストーリーになっています。そして、ほのぼのとした日常の中からメッセージ性を感じるけど、それは決して無理強いではなくて。いつの間にかそっと自分に寄り添ってくれている、そんな言葉がたくさんある作品だと思いました。