櫻井翔は「穏やかで人を柔らかくまとめていく存在」ドラマPが明かす撮影秘話や“獣”を選んだ理由 <新空港占拠>

「新空港占拠」場面写真(C)日テレ

櫻井翔主演のドラマ「新空港占拠」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)。2023年に放送された「大病院占拠」の続編で、櫻井演じる刑事・武蔵三郎が、神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」の占拠事件に立ち向かうタイムリミット・バトル・サスペンス。このたび、WEBザテレビジョンでは、本作のプロデューサー・尾上貴洋氏にインタビューを実施。続編制作の経緯や、主演の櫻井の現場での様子、撮影の裏話などについて話を聞いた。

続編の舞台は、前作を超える規模感を意識


――本作は「大病院占拠」の続編ということですが、続編を制作することになった経緯について教えてください。

大病院占拠」を撮影している後半くらいから続編のことを考えていました。どういう場所を占拠しようかというところから考え始め、一般のお客さんがたくさん入ってこれる場所の方が怖いのではないかと思ったのと、前作を超える規模感を出せるところが良いと考えた時に、空港だったらドキドキするのかなと考えました。

実際の空港でも撮影をしていますが、想像以上に大変です。カメラを持っていくことや、本物ではないですが銃を持っていくことなど、撮影のハードルが非常に高かったです。撮れる時間も限られていたので、撮っている側もタイムリミットサスペンスみたいでした(笑)。

――前作で病院を占拠したのは「鬼」でしたが、今作で空港を占拠した集団を「獣」にした理由について教えてください。

お面の特徴を何か付けたいと思った時に、前作は青鬼とか赤鬼とか色での個性はありましたけど、「鬼」と総称できたチームだったんですよね。今回も個性はあれど、一つの言葉でその集団を説明できるものにしたいなと思い、動物にして「獣」という総称にしようと思いました。SNSなどいろんなところで言う時に「獣」って一言で全体のことを言えるのがいいなと思い「獣」にしました。

キャスト陣もチェックするSNSの考察

「新空港占拠」場面写真(C)日テレ


――獣キャストの皆さんの撮影現場での様子はいかがですか。

皆さん「銃が重い」って言っています。もちろん本物ではないんですけど、精工なものでリアリティのある重さになっていて、それをずっと持っていると、肩や腰が痛くなるようです。そういった同じ苦労を分かち合っている人たちなので、非常に仲がいい朗らかな雰囲気があります。合間には、飼っているペットの話とかをしていたりして、動物が動物の話をしてますね(笑)。控室などでお面をつけた人たちがズラッと座っている景色を見ると、そういうドラマを撮っていると分かっていても驚きます。

――獣の正体が明かされる前には、SNSで前作同様キャストの考察も盛り上がっていた印象を受けます。

キャストの皆さんもSNSを見ている人は見ていますね。見ている人がいろんなキャストに「あなたこう言われてますよ」とかっていうのを伝えてるみたいで、キャスト同士でも盛り上がってます。「いきなりバレてます」と言ってくるキャストもいました(笑)。