藤本美貴、39歳のバースデー前日に5年ぶりのディナーショーを開催「50歳くらいに紅白を目指します!」

2024/02/26 10:14 配信

音楽 会見

5年ぶりのディナーショー「藤本美貴 LIVE at COTTON CLUB 2024 〜丸の内で待ち合わせ〜」を開催した※提供写真

藤本美貴が2月25日に東京・COTTON CLUBでディナーショー「藤本美貴 LIVE at COTTON CLUB 2024 〜丸の内で待ち合わせ〜」を開催した。

「新しい世界が広がるんだなって38歳にして感動しております」


ディナーショーということで、観客は食事をしながらライブを鑑賞。開演時間となり、バンドメンバーが登場し、「ロマンティック 浮かれモード」のメロディーを奏でるSEが流れると、客席後方から透け感のある黒のトップスに薄ピンクのふわふわのスカートという衣装の藤本が現れた。

客席の間を練り歩き、ステージに上ると、2002年6月にリリースした2枚目のシングル「そっと口づけて ギュッと抱きしめて」でスタートした。

「丸の内で待ち合わせ、無事にできてよかったです。短い時間ですが楽しんでいきましょう」とファンに呼びかけ、バンドメンバーを紹介。続けて、5枚目のシングル「大切」と、“カントリー娘。に紺野と藤本”の「シャイニング 愛しき貴方」をしっとりと歌唱。

「ディナーショーは5年ぶりぐらいですかね? このCOTTON CLUBは初めてで、私、38歳ですけど、“大人の空間に来たな”と思っております。来られた皆さんも大人になったということで(笑)、いい空間だなと思っております」と、会場の雰囲気と観客の様子から感じたことを伝えた。そして、初めてライブを見るという人や女性客が会場に多いことに気づき、「新しい世界が広がるんだなって38歳にして感動しております」と笑顔を見せた。

39歳の誕生日をファンの大合唱で祝福


4枚目のシングル「ボーイフレンド」、アルバム『MIKI 1』収録の「銀色の永遠」、ピアノの伴奏だけでモーニング娘。の「声」を歌った後、カバー曲も1曲披露した。「ディナーショーということで大人の皆さんに響く歌を」という理由で選んだのは、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」だった。

こちらの曲もしっとりと歌い上げ、「私がアイドル時代に庄司(夫の庄司智春)さんと撮られてから“無”の半年くらいの期間がありました(笑)。その時に事務所の人に“歌謡曲、歌おう”みたいなことを言われたんです。でも、当時21歳だったんですけど『歌謡曲ってどんなジャンルですか?』って分からなくて聞いたんです。それで教えてもらったのがこの曲です。『置き手紙』という曲をリリースさせてもらった時に『置き手紙』と一緒に歌ったという思い出があります」と、カバー曲に対するエピソードも明かした。

2月26日は藤本の39歳の誕生日。「明日、お誕生日なんです。なので、皆さんにお願いなんですが、歌っていただいてもよろしいでしょうか?」とファンにお願いし、バンドの演奏で「ハッピーバースデー」を会場のファン全員で合唱して祝福した。

「ありがとうございます! うれしい!」と笑顔を見せ、「明日になったら39歳になって、40歳も目の前ですよ(笑)。“39歳の目標は?”と言われがちですが、今までいろんなお仕事をさせていただいてるので、欲張らずに楽しく笑顔の日が一日でも多くあればいいかなと思います」と目標を語った。

客席の間を練り歩き、手を振ってファンに歌と笑顔のサービスを


「1回目のディナーショー(昼の部)では『50歳くらいに紅白を目指しまーす!』っていうのを言ってたんですけど、新曲がないのよ(笑)。カバーでも出してくれるかな? それか、アイドル時代の曲を歌で。そこに辿り着けるように日々頑張っていきたいと思います」

後半は、ハロー!プロジェクトの松浦亜弥とのユニット“GEM”の「メロディーズ」やデビュー曲「会えない長い日曜日」などを歌唱。ステージから下りて、客席の合間を歩き、手を振ったりしながらファンとコミュニケーションを取る場面も。そして、モーニング娘。の「歩いてる」で本編を締めくくった。

アンコールは3枚目のシングルで、藤本の代表曲でもある「ロマンティック 浮かれモード」を歌唱。「今日は初めての方も、初めてじゃない方も来ていただいてありがとうございました。ライブやディナーショー、年に一回あるかないかですけど(笑)、ある際にはお待ちしております。ありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝え、5年ぶりのディナーショーの幕が下ろされた。

◆取材・文=田中隆信

関連人物