第22話では、反ハッキング協会の動きを阻止しようとするジャオの画策により、“盖世無双”の社員らは、引き抜きの話を持ち掛けられる。「“盖世無双”の3倍の報酬を払う」と言われたら、何人か裏切ってもおかしくはない。だが、“盖世無双”の社員は、誰一人としてランを裏切ることはなかった。
社員らは、「“盖世無双”の3倍」という金額を提示され、最初は驚いた様子だった。自分を評価してくれるということはうれしいことでもあり、正直迷うのが人間というものだ。しかし、社員らの答えはすでに決まっていた。
全員が迷うことなく、「“盖世無双”から離れる気はない」とNOを突き付けたのだ。仲間を思う気持ちやゲームに対する思いは金には変えることができないと、“盖世無双”の社員らは知っている。
どんなにたくさんのお金を積まれたとしても、“盖世無双”の社員らは「NO」と答えるだろう。苦楽をともにしたことで得た固い絆はこれからも変わらない。仲間と会社のために、「NO」と言える社員らが何よりもカッコよく、頼もしく思えた。
今回のハッキングと買収騒動の当事者であり、“盖世”のジャオが“盖世無双”へやって来る。ジャオは、“盖世無双”の社員らを引き抜けなかった。その結果、直接ランと話す選択をし、“盖世無双”の訴えを取り下げようとしていた。
ジャオは「(ハッキング事件は)責任を持って解決する」などと提案を持ち掛ける。しかし、「あなたにそんな権限があるのか」と冷静に問うラン。続けて、ランはジャオが責任を取るといった“盖世”が立場表明をしていないことを指摘。さらに、ジャオが単独でハッキング事件をはじめとする今回の騒動を起こしたのではないかと問い詰める。
もう嘘をつけないと判断したジャオは、「助けてくれ」とランにすがるが、ランは同情することなく、「無理だわ」と突き放す。そんなランの姿に、ジャオは説得を諦め、“盖世無双”を後にするのだった。
その後、ジャオがハッキング事件や買収騒動、ジアン・スタジオの著作権問題にも関わっていたことが判明。全てが解決へと向かった。「スキマ時間の彼氏」を再開できたことで、ランと社員らは喜びを爆発させる。これまでの苦労した日々を思い出し、涙を浮かべるラン。仕事だけを一途に思ってきたランが報われた瞬間に心が温まった。
「25時間恋愛」第21話~第23話は、ユエとランを支える仲間にもスポットライトが当たる展開となった。残すは、ユエとランの結婚式のみ。最終話では、幸せいっぱいなユエとランの姿を目に焼き付けたい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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