樋口幸平が語る芸能界に入ったきっかけ、ドラマ「体感予報」「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の撮影エピソード、ファンへの思い

切磋琢磨して、一緒に頑張っていきたい


――樋口さんにとって同世代の俳優はどのような存在ですか?

同世代だし、ライバル心とか、そういうものもあると思うんですけど、拳ちゃんと亘は戦隊のときからの仲間だし、綱くんは10代からの知り合いです。今でも仲良いからこそ、みんなで本気で頑張って、みんなでのし上がっていきたいと思っています。

もちろん誰しも波があると思うんです。でも、自分が苦しい状況でも、心から「本当にすごいね」「本当によかったね」「おめでとう」って100%の気持ちで言えるのは、この3人ですね。

会えばくだらない話ばかりしていますけど、つらいときや苦しいときは相談するし、される。活力になる存在でもあります。お互いの人柄に刺激を受けながら、みんなで切磋琢磨して、一緒に頑張っていけたらこれ以上幸せなことはないなと思います。

――では他の同世代の俳優さんはいかがですか? 活躍が気になったりはしますか?

比べられることはたくさんありますけど、今は自分を成長させることだけを考えています。もちろん多少の意識はします。でも、それよりも自分がどうなっていきたいのかを第一に考えて、共演者の皆さんに刺激を受けて成長していきたいと思っています。

――もともとそういう考え方でしたか? それとも最近?

最近ですね。もともとはすごい人と比べがちでした。でも最近になって「人と比べるんじゃなく、もっと自分にフォーカスして考えていかないとダメなんだな」と思えるようになりました。

それはたぶん、今が充実しているからだと思います。自信がないときに人と比べていたんだろうなって、今振り返ると思います。でもまだ、人と比べてしまうことがあるので、もっともっと自信を持てるように努力していきたいと思います。

今後挑戦したい役は“お笑い芸人”


――俳優としての今後の目標や展望を聞かせてください。

僕に影響を与えてくれた人に恩返しがしたいなと思っています。さきほども話しましたが戦隊のスタッフさんたちだったり、親だったりが、自慢できるような存在になれるように頑張ります。

――今後挑戦してみたい役柄や作品はありますか?

あります。制服がまだ似合ううちに学園ドラマやキラキラした恋愛作品に挑戦したいです。あと、いつかお笑い芸人の役を演じたいです。

僕、菅田将暉さん主演の映画「火花」や、ドラマ「べしゃり暮らし」など、芸人さんを描いた作品が大好きなんです。M-1グランプリも大好きなので「M-1グランプリに行くまでの過程を描いたドラマとか映画作ってくれないかな。」と思いながら見てるんですよ(笑)。