<チェリまほ>仄暗い資料室でファーストキス…。無音の中、抱き合う安達&黒沢に「尊い」と視聴者大興奮

2024/03/01 08:00 配信

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アニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第8話より(C)豊田悠/SQUARE ENIX・アニメ「チェリまほ」製作委員会

柘植のおかげで自分の本音に気づく安達


モニター会当日。安達は黒沢に誕生日のプレゼントを渡す。プレゼントの中身はイヤホン。安達は心の中を覗き、黒沢がつい最近、イヤホンをなくしたことを知っていた。そうとは知らず、「なんで分かったの?」と喜ぶ黒沢。その姿を見て、安達は力があってよかったと思う。

一方、モニター会に湊を連れてきた柘植。そこで湊が安達の後輩・六角(CV:白井悠介)と知り合いであることが判明。二人は大学時代、同じダンスサークルに所属していたのだ。柘植は友人にしてはよそよそしい二人の雰囲気が気にかかる。動揺する柘植を見て“らしくない”と安達が思った瞬間、「仕方ないだろう 恋の前では俺も一人の愚かな男だ」という声が。そのことをきっかけに安達は柘植も魔法が使えるようになったことと同時に、柘植が湊に恋をしていることを知るのだった。

その後、魔法が使える者同士の特権で口には出さず、心の声で会話をする安達と柘植。湊が好きなことを怖くて伝えられないという柘植の思いに、魔法のことを話せないでいる安達は共感する。好きだからこそ、本当のことを言って相手が離れていくのが怖い。それは安達も同じだった。だけど、好きだからこそ、嘘はつきたくないとも思う。

アニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第8話より(C)豊田悠/SQUARE ENIX・アニメ「チェリまほ」製作委員会

安達と黒沢のファーストキスに視聴者大興奮!


そんな中、仲のいい二人に嫉妬した黒沢によって誰もいない資料室に連れていかれる安達。黒沢が不安になるのは、安達が自分に何かを隠しているのではないかと薄々勘付いていたからだった。黒沢をこれ以上、不安にさせたくないと安達は葛藤の末に本当のことを告げる。

だけど、よく考えたらそんなことで黒沢が安達を嫌いになるはずがなかった。安達に心が楽になるような言葉をかけてもらったことがきっかけで恋に落ちた黒沢。当時、安達はまだ魔法が使えなかった。魔法が使えるおかげで黒沢が欲しい言葉、欲しいものをあげられると思っている安達。だけど、本当は魔法がなくても黒沢を幸せにすることはできるのだ。

以来、黒沢は心の中で安達に対する溢れんばかりの思いをつぶやき、時に妄想まで繰り広げていた。それを全て本人に知られていたと思うと、顔から火が出そうなほど恥ずかしい。けれど、そのおかげで自分の思いに気づき、それに安達が応えてくれたと思ったら素直に嬉しかった。

「…じゃあさ 触れれば触れるほど俺の気持ちが安達に伝わるってこと?」と黒沢は安達に近づく。そして、二人は仄暗い資料室の中でキス。安達にとっては初めてのキスだ。周囲の音が何も聞こえなくなるほど、心臓の音がうるさい。やがてその心臓の音も消え、無音の中、二人が抱きしめ合うラストに、「キスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 」「あぁー!資料室の資料になって見守りたい!!」「2人の資料室ファーストキス見たよね…?オタクの集団幻覚じゃないよね…?」「アニメならではの、キスの吐息にドキドキしてしまった…尊い」と視聴者は大興奮だった。

◆文=苫とり子

アニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」第8話より(C)豊田悠/SQUARE ENIX・アニメ「チェリまほ」製作委員会