楽しさを追い求める俳優・安里勇哉、役者に本気で向き合うことになったターニングポイントを語る

2024/03/06 19:00 配信

2.5次元 インタビュー

今後のビジョンは「地元・沖縄に還元できることをしていきたい」

安里勇哉撮影=山内洋枝


――安里さんは、3月7日(木)より開幕するAction Stage『エリオス ライジングヒーローズ』-THE WEST-にディノ・アルバーニ役でご出演されます。

“エリステ”は知り合いのキャストも多くて、稽古もとてもいい雰囲気の中で進んでいます。キース・マックス役の稲垣成弥、ブラッド・ビームス役の馬場良馬の2人とはプライベートでも交流があるのですが、僕を含めたこの3人は同じチームを組んでいた過去がある役どころなので、個人的にはそれがとてもうれしいです。

本作は2部構成で1部の芝居パートはアクションシーンが盛りだくさん、2部のライブパートでは歌とダンスも披露するので、おじさんたちが汗だくになって頑張るところをぜひ楽しみにしていてください(笑)。登場人物たちはそれぞれヒーロー能力を持っていて、さまざまな戦い方をするのも見どころですし、アクションシーンも特に注目してもらいたいと思っています。

安里勇哉撮影=山内洋枝


――これまでさまざまな作品でアクションを披露されてきましたが、アクションをやるうえで大切にしていることがあれば教えてください。

まずはケガをしない、ケガをさせないというのはもちろんのこと、刀のときもあれば、拳銃、素手のときもあっていろいろなアクションをやるので、それをどうお客さんに見せるかというのは常に考えています。それこそ、ユニットの公演でやっている大衆演劇と2.5次元作品のアクションはまったくの別物になるので、毎回勉強になりますし、僕自身も楽しみながらやらせてもらっています。

――最後に、将来のビジョンについても教えてください。

正直、これからも役者一本でやっていくかどうかと聞かれたら、それはわからないなと思っています。裏方に行くかもしれないし、飲食店をやるくらい違う業界にいくかもしれない(笑)。ただ、12年も続けられたことは役者のほかにないので、これからも楽しみながら続けていきたいなとは考えています。あと、沖縄出身なので、沖縄に関連した作品に関わったり、沖縄の劇場で公演をしたり、何かしら地元に還元できる仕事をすることがひとつの目標です。

安里勇哉撮影=山内洋枝


◆取材・文=榎本麻紀恵
撮影=山内洋枝
スタイリスト=石橋修一
ヘア&メーク=上野彩紗

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