福田雄一監督と俳優・山崎賢人のタッグで話題を集める映画「斉木楠雄のΨ難」(10月21日公開)の雰囲気を伝える場面写真が公開された。斉木楠雄(山崎)とワケありクラスメイトたちのぶっ飛んだ世界観が、徐々に明らかになってきた。
映画「斉木楠雄のΨ難」の原作は、麻生周一氏によるシリーズ累計発行部数500万部超の人気ギャグコミック。実写映画版は、「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画「銀魂」(公開中)でも知られる福田氏がメガホンを取り、主演は今をときめく人気俳優・山崎賢人。さらに斉木の同級生には、橋本環奈(宇宙イチかわいい学園のアイドル・照橋心美役)、新井浩文(自称 斉木の“相棒”・燃堂力役)、吉沢亮(中二病にどっぷり浸かった自称“漆黒の翼”・海藤瞬役)、笠原秀幸(熱血学級委員長・灰呂杵志役)、賀来賢人(暴走族の元総長・窪谷須亜蓮役)が名を連ね、シュールな福田ワールドを展開している。そんな面々での撮影風景から、学園のアイドル・照橋心美が斉木に付きまとっているシーン、みごとなケツアゴを持った燃堂が海藤、窪谷須を従えて登場したシーン、そして、本気になりすぎるとすぐにお尻が出ちゃう学級委員長・灰呂に燃堂がカンチョーをお見舞いする衝撃シーンのショットが公開された。
実は、この同級生たちのキャスティングこそが、福田氏はじめスタッフが練りに練って実現させた見どころの一つ。美少女でありながら心の中は腹黒で妄想全開の心美を演じる橋本環奈は、その美少女ぶりもさることながら「銀魂」にも出演するコメディエンヌ。福田監督が「彼女は100%顔遊びができると知っていて。それを見た賢人くんは『あ、ここまでやっていいんだ』と認識できたんでしょう」と評価する振り切れっぷりを発揮している。燃堂役の新井浩文の金髪モヒカンはなんと地毛。「自分で『ジャンプ専属俳優だ』というくらいジャンプを愛する新井さんが『地毛でいきます。俺、地毛でやらないと面白くないから。出オチだから』と希望されて」(松橋プロデューサー)というほどの情熱で燃堂を作りあげた。さらに、映画「銀魂」にも出演し海藤役に「運命を感じた」という吉沢亮、「撮影中はメンチ切りすぎて顔の筋肉が少々おかしくなりました」という賀来賢人など、唯一無二のキャラクターがそろった。
そして、主演の山崎賢人は福田監督が映画化の条件にしたほどの“キーマン”。「『こんな顔をしている山崎賢人を初めて見た』っていうシーンが目白押しです(笑)」(福田監督)と、これまで演じることが多かったストレートなイケメンとは一線を画した新たなキャラクターを作りあげている。
場面写真の公開で、少しずつそのベールを脱ぎ始めた映画「斉木楠雄のΨ難」。公開まであと約2か月、唯一無二のキャラクターたちのはっちゃけぶりを楽しみに待とう。
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