毎週木曜夜9:00より、テレビ朝日系にて放送中の反町隆史主演ドラマ「グレイトギフト」。同作は、うだつの上がらない病理医・藤巻達臣(反町)が「完全犯罪の殺人」をも可能にする未知の殺人球菌「ギフト」を発見したことにより、陰謀の渦”に飲み込まれていくノンストップサバイバル医療ミステリー。
現在第1話~7話まで放送中で、3月7日の最終章から真犯人との対決、さらにストーリーが加速していく。そしてWEBザテレビジョンでは、クライマックスに向けて盛り上がるタイミングで、同作の脚本を務める黒岩勉氏にインタビューを行った。
――「グレイトギフト」の誕生の経緯をお願いします。
自由にやっていただいて構わないっていうことだったので(笑)。別の医療系ドラマの取材で病院の裏側を見せてもらった時に、病理部をたまたま見せていただいたのですが、そこで院内感染や耐性球菌とかが見つかった時に病理医の先生がまず検査するんですっていう話を聞きまして、バイオハザードマークがついてるような個室があって、その奥はちょっと見せられないって言われたんですけど、その時に異常にそこに興味を持ってこういう世界があるんだなって思ったのがきっかけですね。
――書き上げていく中で難しかった点は?
1話完結で書いていくと、毎回毎回新しいこと考えなきゃいけないのでちょっと大変なんですけど、今作みたいな連続物でやっていく場合は、途中からキャラクターが勝手に動き出すので、難しいというよりは割と楽しく書けたかなという感じです。
――専門知識が必要なストーリーで、フィクションで良いところとフィクションではいけないところがあると思いますが?
病理医の先生とか、あと培養のプロの方とか、そういう方々のご意見をいただいて書いてきましたが、こう言ったら語弊があるかもしれないですが、ある特徴を持った球菌をフィクションで作っても、それがうそにはならない、絶対ないとは言えない世界なんです。フィクションなんだけど、意外と自由があるフィクションの世界なのかなと感じました。
――脚本を執筆される上で、面白くするために心掛けていることとはなんでしょうか?
今回に関して言うと、常に物語が転がっていくというか、なるべく息をつかせる時間を与えないで、ずっと物語が展開するようなところですかね。リアルタイムで物事が進んでく、リアルタイムで起きているものを生中継で見てるような感覚で見てくれればいいなと思って。なるべく飽きさせないようにアイデアをいろいろ入れて手数を増やして、はじめから最後まで見れるような感じで作ろうと思いました。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)