3月8日に都内で「第47回日本アカデミー賞授賞式」が行われ、映画「ゴジラ-1.0」が最優秀作品賞に輝いた。
「優秀作品賞」は、映画「ゴジラ-1.0」の他、映画「怪物」、映画「こんにちは、母さん」、映画「福田村事件」、映画「PERFECT DAYS」が受賞。
登壇したエグゼクティブプロデューサーの臼井央氏は「ありがとうございます!(最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞を逃し)途中から牙が1本1本抜かれていくので、『これはゴジラ-1.0死んじゃうのかな』と思いましたが、ゴジラ死なずに最優秀作品賞をいただけてうれしいです」と明かし、「東宝社員と東宝OB・OGとこの賞を喜びたいと思います」とコメント。
また、発表されるや否やガッツポーズを繰り出した山崎貴監督は「牙が少し戻ってきて良かったです。本当に皆さんとゴジラが獲った賞だと思います。作品賞って一番うれしいです。スタッフ、キャストが全員祝福できるので。めちゃくちゃうれしいです。ありがとうございました」とにっこり。
一方、一緒に登壇したキャスト陣も大喜び。同作で優秀主演男優賞に輝いた神木隆之介は「監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さまが一丸となってゴジラに立ち向かって行って、ゴジラに引っ張っていってもらったなと思いますし、(映画を見た)皆さまにも引っ張ってもらったなと思います」と述懐。
同じく同作で優秀主演女優賞に輝いた浜辺美波は「この作品に携わることができて本当にうれしく思います。こんなことなら毎日撮影を見学に行っていれば良かったなと悔しく思っています(笑)。スタッフの皆さん、キャストの皆さん、全ての方にこのトロフィーを切り刻んでお渡ししたいくらい…。私が言うことじゃないですね。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と興奮しきり。
そんな中、映画「怪物」での最優秀主演女優賞受賞時に「ゴジラの牙を抜いてやった」とコメントした安藤サクラが「やっぱりゴジラは強いですね」と語ると、神木がすかさず「さっき『牙抜く』とか言ってたじゃないですか!」とツッコみ、爆笑をさらった。
◆取材・文=原田健