3月9日に放送された「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系)の第8話では、篠田麻里子演じる綾香のハニートラップが飛び出した。相変わらず体当たりの過激な演出に、SNSでは「もう毎週毎週なんなんだこのドラマ笑」「篠田麻里子がこんなに輝くドラマが今まであっただろうか」といった声が相次いでいる。(以下、作品のネタバレを含みます)
同作は大竹玲二による人気漫画「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)を原作に、3月31日(日)をもって放送作家業・脚本業からの引退を発表している鈴木おさむが脚本を担当。妻の不倫に気付かぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、父親が親権を獲得するという困難な壁に立ち向かう男の姿を描くリコン・ブラックコメディーだ。
主演の伊藤淳史が演じるのは、妻の不倫を目撃し離婚を決意する大手新聞社の社会部エース記者・岡谷渉。そして渉の妻・綾香(篠田)と不倫を繰り返す芸能事務所のチーフマネジャー・司馬マサトを小池徹平が、渉とバディを組んで綾香の不倫の証拠集めにまい進する探偵・三砂裕を佐藤大樹が、親権事案において日本有数の解決実績を誇る敏腕弁護士・財田トキ子を水野美紀が演じる。
司馬との子を身ごもっていることが明らかになった綾香。だが、正直に司馬の子として産めば、渉との離婚に際して浮気していたことの何よりの証拠としてたたかれることは必定だった。そこで彼女は司馬に相談し、一計を案じることに。
ある日、親子3人がそろったタイミングで綾香は渉に温泉旅行を提案。娘・心寧(磯村アメリ)が興味を示したこともあり、渉の父も連れて4人での旅行が決まった。
だが当然、渉の内心は強い警戒で緊張しきり。渉のことを蛇蝎のごとく毛嫌いし、数々の嫌がらせを繰り返してきた綾香の急な心変わりなど信じることはできない。それよりはつい先日ハニートラップまで仕掛けてきた司馬が、今回も何か企んで綾香に実行させようとしていると考えたのだ。
ともあれ向かった温泉旅行。渉と綾香の思い出の旅館で、父も心寧も喜んでくれた。そして夜、綾香が動き出す。
温泉へ浸かる渉のもとへ、一糸まとわぬ姿の綾香がやってきた。薄暗い灯かりに白い背中を照らされながら、塩らしい態度で渉の横へ進む綾香。「地元の日本酒、おいしいらしいよ」と上機嫌に渉へ話しかけるが、渉は久しぶりに見た妻の体に戸惑うばかり。
お風呂から上がって浴衣に着替えた2人。「最近、心寧のこと任せっぱなしだったからさ」と日本酒をお酌する綾香は、続いて渉の手を取って自分の胸に引き寄せる。「ドキドキしてるの…分かる?」「最近全然シてないね…」と渉にしなだれかかり、妖しい手つきで体をなでる綾香。浴衣のすそが乱れて綾香のつややかな足がのぞくと、渉も思わず目を奪われてしまった。
緊張を紛らわせるつもりもあって、どんどん酒が進んだ渉。気付いたときに眠りについていたのだが、次に目覚めたときの光景は衝撃的だった。なんと一切の記憶がないまま、生まれたままの姿で綾香と同じ布団で寝ていたのだ。
「久々にしちゃったね…。激しかったよっ」。渉の鼻先をちょんと押しながらふざける綾香。慌てて体を起こす渉の肩に頭を乗せ、「一つになーれた」とさらに強調する。
しかし、旅行中に立ち寄った神社で安産守りを買っていることを見られた綾香は渉に狙いを看破されてしまう。「マサトとの子どもができたのか。そのためにお守りを買ったんだろ」「それを隠すために!俺とおセックスしたように偽装したんだな」。ついに正面切って指摘した渉の顔には強い決意が浮かんで見える。事ここに至ってようやく、夫婦は真に問題と向き合って互いに牙を剥いたのだった。
お色気と勝負の急展開に、SNSでは「出てくる人物全員ネタだらけだけど、マリコさまの体当たり演技がいまだに衝撃。もう次回最終回だけどまだ笑ってる」「渉…強くなったね。綾香のお色気攻撃にはドギマギしてたけども」「バチバチの夫婦対決きた!体感3分で終わるよね毎回」「托卵ってやつか…。おセックス偽装バレてよかった~」といった声が相次いでいる。次回3月16日(土)、ついに物語は最終回を迎える。
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