鬼束ちひろが4月13日から8都市8公演で展開した全国ツアー「鬼束ちひろ コンサートツアー2017『シンドローム』」の中から、7月12日に東京・中野サンプラザで行った最終公演の模様をWOWOWが放送する。
'00年にシングル「シャイン」でデビューした鬼束は、同年8月にリリースしたシングル「月光」でブレイク。'01年のファーストアルバム『インソムニア』がミリオンセラーとなるなど、多くの記憶に残る楽曲を放ってきた。その後、活動休止期間やバンド名義の活動を挟みつつ、'16年に2年ぶりのワンマンライブを東京と大阪で開催、同年末にはメジャーレーベルからとしては5年ぶりの新曲を発表した。
そんな完全復活した彼女が15年ぶりに全国ツアーを開催。これは、ことし2月に6年ぶりにリリースしたアルバム『シンドローム』を携えてのもの。
公演は、『シンドローム』冒頭に収録された楽曲「good bye my love」で幕開け。鬼束は、「碧の方舟」では明るいストリングスのサウンドに乗せて心揺さぶる感情を切々と歌い上げ、「BORDERLINE」では、床に突っ伏すなどして怒りをぶちまけるように絶叫する。また、ノスタルジックなバラード「蛍」では無数の光が会場を飛び交い、中野サンプラザに夏の宵の風景が現出した。そのほか、「流星群」「X」「弦葬曲」「月光」と彼女のアーティストとしての足跡を示す数々の楽曲を披露し、「火の鳥」でライブを締めくくった。
WOWOWでは、この公演の放送に先駆け、番組特設サイトでライブダイジェスト映像を公開している。
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