本郷奏多“多聞”、「自分がない男」が発した3文字の言葉に感動した視聴者から「無双回」の声<アイのない恋人たち>

2024/03/11 11:40 配信

ドラマ レビュー

決意したような多聞(本郷奏多)の表情にドキドキ…(C)ABCテレビ

福士蒼汰が主演を務めるドラマ「アイのない恋人たち」(毎週日曜夜10:00-10:54、テレビ朝日系)の第8話が3月10日に放送された。前回、涙の名演が話題になった多聞(本郷奏多)&栞(成海璃子)カップル。紆余曲折の末にようやく起こした多聞の言動に胸を打たれた。(以下、ネタバレを含みます)

ワケありアラサーたちのラブストーリー


本作は、遊川和彦氏が脚本を務めるオリジナル作品で、「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」と、それぞれにアイが欠けている者たちによるラブストーリー。2024年の東京を舞台に、恋愛偏差値が低いワケありアラサーの男女7人が織り成す物語が描かれる。

福士が扮(ふん)するのは、心から人を愛することからも愛されることからも逃げているため「愛がない男」と呼ばれている33歳の売れない脚本家・久米真和。ほか、男性経験のないまま31歳になったブックカフェ経営者・今村絵里加を岡崎紗絵、真和の高校の同級生で女性と付き合ったことが一度もない「自分がない男」淵上多聞を本郷奏多、多聞と同じ食品会社に勤める29歳の冨田栞を成海璃子、真和の高校の同級生で「見る目がない男」と揶揄される警察官・郷雄馬を前田公輝、結婚に対して強い焦りを抱いている区役所勤めの近藤奈美を深川麻衣、真和の高校の同級生で初恋相手の稲葉愛を佐々木希が演じる。

思いが通じ合うも長野に帰る意思は変わらない栞


長野県の実家に戻る栞に会いに行き、思いが通じ合い、ようやく一夜を共にした多聞と栞。だが、栞の父親の介護をするという意思は変わらなかった。

自分が長野に行くと切り出した多聞に、会社や購入したばかりのマンションのことを挙げつつ、「なにより、1人の自由気ままな生活捨てられますか? 無理ですよね。だったら昨日のことは一生の思い出にしませんか」と言い残して去っていった。

その後、栞から電話もメールもするなと言われていた多聞だが、会社の同僚から「案ずるより産むが易し」とアドバイスされ、思い切って電話してみることに。