BSテレ東で2023年10月4日に放送された「居間からサイエンス #23 地球誕生の謎に迫る!地下2600キロの大発見」が、『第65回科学技術映像祭 文部科学大臣賞(研究・技術開発部門)』を受賞。BSテレ東の番組が受賞するのは10年ぶりのことだという。受賞を記念して、3月20日に同回の再放送も決定した。
2023年4月にレギュラー放送がスタートした「居間からサイエンス」(毎週水曜よる10:00-10:55、BSテレ東)は、知的好奇心をくすぐる科学技術の解説する番組。MCの加藤浩次が各分野で活躍するサイエンティストを迎え、かみ砕いたやさしい解説を聴いて視聴者とともに知見を深めていく。難しいと思われがちな科学技術の分野だが、技術の開発秘話やサイエンティストの人柄まで、インタビューなどを通じて掘り下げることで理系人材の育成を図る。
なお3月27日(水)からは番組名を「いまからサイエンス」とリニューアルすることも決定。わかりやすく伝えるというコンセプトは保ちながら、より科学に特化した番組に生まれ変わるという。
今回文部科学大臣賞を受賞したのは、地球の内部構造について研究している東京大学・廣瀬敬教授を招いた回。地下2600kmよりも深いマントルの底が「ポストぺロブスカイト」という物質でできていることを発見し、地球科学史において30年ぶりの大発見として世界中を驚かせた。
地球の中を知ることで、その成り立ちや生命誕生の謎に迫れるという。地球のコアには海の50倍の水が存在し、火星には生命がいる可能性があるなど独自の説を提唱している廣瀬教授。ダイヤモンドを使った特別な装置で驚きの発見を続ける教授に、加藤浩次がとことん聞き込んだユニークな回だ。
文部科学大臣賞を受賞した「#23 地球誕生の謎に迫る!地下2600キロの大発見」回は3月20日(水)夜10時から再放送される。
宇宙開発のニュースが騒がしい。月へ、火星へ、木星へ、、、
一方で、地球について我々はどこまで理解しているのだろう?
人類史上、地下を、どこまで深く掘ったことがあるか、ご存じだろうか?
実は、わずか12キロまでしか到達していないのだ。
頻繁に流れる地震速報、気温は2月なのに20℃を記録した。地球は本当に大丈夫だろうか?
そんな今だからこそ、地球の内部構造に目を向けてみよう、そんな思いが、このテーマを取り上げるきっかけだった。
すると、話はどんどん膨らみ、地球誕生の秘密のみならず、火星に生命が存在する可能性まで広がった。
我々の目の付け所、丁寧な取材、そして番組構成が評価されたのだとしたら、制作者冥利に尽きる。
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