緊迫した現場で医師や看護師たちが奮闘…“シカゴシリーズ”第3弾「シカゴ・メッド」シーズン1~8の内容と見どころに迫る

2024/03/12 12:00 配信

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パンデミックによりメッドの全スタッフが厳しい現実と直面することに…


シーズン5では、ウィルとナタリーが車の衝突事故に遭い、ナタリーが意識不明となる。やがて目が覚めると、ナタリーには事故前後の記憶がなくなっていた…。その後、悪天候続きのシカゴでは電が発生。そのうえ、メッドの非常用発電機は排水管の漏れで水浸しになり、作動が止まってしまう。そんな中、近くで救急車と乗用車の衝突事故が発生し、搬送途中だった心疾患の患者と負傷した救命士が運び込まれる。非常事態なうえ人手が足りない状態でハイブリッド手術を行うこととなり――。

シーズン6では、パンデミックによりシカゴ・メッドの全スタッフが対応に追われることとなる。厳しい現実に直面しながらも最前線で対応する医師たち。クロケット医師は、昔の知人が運び込まれ自分の過去と向き合うことに。イーサンはストレスと体調不良に悩まされながらも仕事をこなそうとしていた――。

シーズン7で、ウィルはグッドウィンの極秘調査を手伝うことに。医師たちは全てをお揃いにしたいとダダをこねる双子や、抑圧されたトラウマを抱えたユニセフ職員、症状が寛解しているにも関わらず嘘をついている患者など、さまざまな患者に対応していた。そんな中、ディランと家族ぐるみで付き合いのあるベテラン刑事のおかしな行動に、ディランはメッドと警察への忠誠心を試されることとなる――。

シーズン8では、ウィルのアパートで火事が起き、イーサンとアーチャーは生存者を救うために奮闘する。チャールズはネリーとともに被害妄想のある患者を担当するが、治療について意見が合わず衝突してしまう。さらに、物資の供給プロセスが混乱をきたし、メッドも大きな影響を受ける。ありあわせのもので治療に当たらなければならなくなったメッドへ、ヴァネッサの知人だという売人が現れ――。

登場人物の生き方に共感できる「シカゴ・メッド」


コナーを演じるコリン・ドネルは、以前雑誌のインタビューで「病院に関わる看護師から管理者、精神科医、外科医、小児科医までいろんな職種や、病院に関わる様々な人たちが出てくる」「忙しい病院の絶えることのない目まぐるしい活気と共に、登場人物のプライベートな生活の奥深くまで描いている」と、本作の魅力について語っていた。

また、自身の役どころに関しては「外傷外科医で、シカゴの医療チームに新しく入ったメンバー。初めのころはどこか謎がある雰囲気を見せるのだけれど、話が進んでいくと、いろいろなことが明らかになっていく」とコメント。優秀だが、どこか謎めいた雰囲気を漂わせるコナーがどのような秘密を抱えているのかも、本作の注目ポイントだ。

そしてナタリーを演じるトーレイ・デビートは、同じく雑誌のインタビューで、「世界中で起こっていることがこのドラマで扱われている」と語っている。彼女は、ナタリーの経験する多くのことが自分のことのように感じられる点がとても気に入っているそうで、「多くの女性が彼女に共感できると思う」と、本作が人気を得ている理由について考えを述べていた。

スタッフに新型コロナウイルス感染者が出るなどのトラブルを乗り越えながら、撮影された本作。医療ドラマにふさわしい緊迫感や臨場感はもちろん、各キャラクターにフォーカスした人間ドラマの感動も味わえる。