玉城ティナ“明日葉”が“タワー”と“アンダー”の対立に決着をつける<君と世界が終わる日に シーズン5 最終回>

2024/03/13 18:00 配信

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パニックに陥った“ユートピア”を救うため、加州は“ある方法”を提案するのだが…


刺された明日葉の看病を冬馬がしていたところ、「ユートピアのすべての住民に告ぐ」という無線が入る。無線の主は共同体連合「希望と光」の秋吉(本郷奏多)で、秋吉は「“ユートピア”周辺を制圧し、3時間以内に“ユートピア”から去らなければ抵抗したと見なし、武力行使に出る」と宣告する。

そこで冬馬は慌てて元老院を集めるのだが、会議では逃げ出す者も現れ、統率が取れない状況に…。同じく“アンダー”でも、レジスタンスが反乱を起こしたことでパニックに陥ってしまう。

そんな中、加州は明日葉を救うため、1人で“タワー”へ侵入。しかし警護兵によって捕まってしまうのだった。その後、冬馬は“タワー”から逃げる前に明日葉を加州のもとへ連れて行き、「逃げるなら今だ」と明日葉に監獄の鍵を渡すと、その場を立ち去った。

そして加州に対し、「これからもずっと一緒に…」と一緒に逃げることを提案する明日葉。すると加州は、“ある作戦”を明日葉に告げる――。

秋吉との約束の1時間前、明日葉は“ユートピア”の人間を集め、なんと“タワー”と“アンダー”の争いはすべて加州の計画だと告発。その罪により、明日葉は“加州を処刑する”と公言する。実は加州の計画は、「自分がすべての罪をかぶることで“ユートピア”を守る」というものだった。加州の提案を涙ながらに受け入れた明日葉は、加州にそっと銃口を向けると、“タワー”には悲しい銃声が響き渡った…。

やがて3時間のタイムリミットが訪れて、明日葉たちは秋吉と対峙する。秋吉は“ユートピア”を自分たちで統治し、現在の住民には出て行くよう改めて要求した。しかし明日葉は、「“タワー”と“アンダー”が一つになった今の“ユートピア”でなら共存できる」と主張。

それを聞いた秋吉は「あなたを信じてみたい」と考えを改め、明日葉が代表を務める“ユートピア”は「希望と光」と同盟を締結した。こうして、“タワー”と“アンダー”の間に長い間築かれていた厚い壁は、ついに開かれるのだった――。

佳奈恵の前に現れた“海斗”の正体とは…?


最終話で、明日葉は最愛の人・加州を殺してまで、新山会長の意思を継ぎ“ユートピア”の存続を選ぶ様子が描かれた。

一方、明日葉と一緒に“ユートピア”に来た佳奈恵は、物語のラストで“ユートピア”を抜け出すことに。そして佳奈恵が当てもなく歩いていると、第4話で死んだはずの海斗(前田公輝)と再会を果たす。

そんな海斗は大量のゴーレムとともに閉じ込められたにもかかわらず、佳奈恵の前に現れた際には、傷一つない状態だったため違和感を覚えた。もしかしたら、佳奈恵は海斗の幻想を見て、自分の旅立ちにけじめをつけたのかもしれない。

「きみセカ」のシリーズ・ファイナルが幕を閉じたが、ゴーレムウイルスが蔓延した理由や、ワクチンの存在、佳奈恵のその後など、気になる点もまだ多く残されている。そのためネット上では、早くも続編を希望する声が多数寄せられていた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部