<ブギウギ>“朝ドラ”に取調室×カツ丼登場 視聴者を沸かせた内藤剛志&水澤紳吾による名シーン

2024/03/14 11:36 配信

ドラマ レビュー

水澤紳吾演じる小田島「ブギウギ」第115回より (C)NHK

視聴者からも「違うドラマが始まったかと思ったww」「内藤さん、娘がいる設定まで某刑事ドラマと同じ!」「カツ丼出てきて吹いて、高橋刑事が先に食べ始めてまた吹いた」「この特上カツ重は高橋刑事の自腹だったんだろうな…そこまで想像したら、笑った後に泣けた。いいシーン」といった声が上がり、放送後は「#ブギウギ」がX(旧Twitter)でトレンド入り。Yahoo!検索ランキングでは「高橋刑事」もランキング入りする盛り上がりとなった。

「警視庁・捜査一課長」で共演済み


高橋刑事を演じる内藤は、20年以上続く「科捜研の女」シリーズの土門刑事や主演作「警視庁・捜査一課長」シリーズ(ともにテレビ朝日系)の大岩一課長をはじめ30本以上の刑事ドラマに出演してきた大ベテラン。刑事役のイメージが強く、2月15日に「プレバト!!」(TBS系)にゲスト出演した際にも「交番で警察官の方と目が合うと黙礼されるんです。僕、上司ちゃうねんけどって(笑)」と、ユニークなエピソードを打ち明けていた。

一方、誘拐未遂犯の小田島を演じた水澤は「SRサイタマノラッパー」シリーズのMC TOM役で注目を集めた俳優。初主演映画「ぼっちゃん」(2013年)で「日本映画プロフェッショナル大賞」新進男優賞を受賞した実力派で、「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」(2019年、テレビ朝日系)の吉川警部役をはじめ「コールドケース」(WOWOW)や「新・浅見光彦シリーズ 後鳥羽伝説殺人事件」(TBS系)、「ボイス 110緊急指令室」(日本テレビ系)などミステリー作品への出演も多い。今回は、誘拐未遂を犯しながらも根底に人のよさと息子への愛情をにじませる人物像を短い出演シーンで体現してみせた。

そんな2人は「警視庁・捜査一課長 season1」(2016年、テレビ朝日系)で共演済み。水澤は、一見真面目な会社員だが裏では金目当てで殺人や詐欺を犯していた非道な人物・沢木役を強烈な二面性で演じた。取調室のシーンこそなかったが、クライマックスには崖ならぬビルの屋上で、内藤演じる大岩一課長に「沢木さん、あなた株に手を出し失敗して、借金がありますね」と引導を渡されるお決まりのシーンも。「ブギウギ」で今回登場した取調室シーンが主要キャスト不在ながらこれほど注目を集めたのは、そんな刑事ドラマの“プロ”たちによる熱演あればこそだったと言えよう。

3月15日(金)は「ブギウギ」第116回を放送する。愛子が学校に行かなくなり、困った鈴子は高橋を訪ね、あるお願いをする。

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