高杉真宙、脱・引きこもり⁉ エアロバイク激走は「本当にきつかった…」

2017/08/20 17:36 配信

映画

凛々しいエアロバイク漕ぎ姿を披露した高杉真宙(C)2017「トリガール!」製作委員会

注目の若手俳優・高杉真宙が、9月1日(金)公開の映画「トリガール!」の原作者・中村航の母校である芝浦工業大学で行われたオープンキャンパスイベントに、主演の土屋太鳳間宮祥太朗と共に登壇。漫画やゲームが好きな“インドア派”ながら、エアロバイクで激走を見せた。

会場には、これから大学生になるフレッシュな理系を目指す高校生たちが大勢詰め掛けた。自身もまだ21歳で大学生と変わらない年齢だが、高杉は「僕はオープンキャンパスが初めてなので、大学にいることに違和感を感じています。緊張していますが、よろしくお願いします」と、慣れない場所に照れながらあいさつした。 

今回のイベントには、映画のモデルにもなった芝浦工業大学の人力飛行サークル「Team Birdman Trial(以下、TBT)」から、代表の池端純一さんとパイロットを務めた重松諒さんが登場。

同サークルでは、毎年夏に行われる「鳥人間コンテスト」出場を目指し、人力飛行機の設計から製作までをイチから行っている。機体の重さを軽減するために1人乗りが主流だが、TBTは大会で唯一の2人乗りプロペラ機を伝統としている。

そんなTBTのパイロット・重松さんはことしの大会で着用したユニホームを身にまとい登場。そのユニホームには、100人を超える部員と土屋との絆が分かるメッセージが書かれているとのことで、会場には「へえ~!」という声が。

映画の秘蔵メーキングシーンについてのトークでは、土屋・間宮・高杉が相当なスピードで自転車を漕いでいる山中でのバイクトレーニングシーンや、実際に機体を20mほどつるして行われたという飛行シーン、さらにはテストフライト中に機体が大きく傾き衝突してしまった衝撃の事故シーンまで、つらかった撮影を振り返った。

高杉は「英(勉)組は本当にプロの方たちだなって思いました。祥太朗も言っていたけど、撮影は本当にたくさんの人が集まって作業をしているので、素晴らしいチームだと思いました」と「トリガール!」スタッフを含め、キャストの絆について語った。

トークもひとしきり盛り上がったところで、2台のエアロバイクが登場。「トリガール!」チームが、TBTの記録に挑戦するということで、エアロバイクでTBTの過去最高飛行記録である「3044m」に、3人がチームワークで挑戦することに。

「何かコツはありますか?」と聞いた土屋に対し「あまりペースを上げると心拍数が上がって苦しくなるので、ゆっくり!」と、快くアドバイスを送るパイロットの重松さん。

「俺は訓練してないから戦力外(笑)」と、宣言する高杉から始まったバトル。意外と速いペースで好調かと思われたが、間宮・土屋はエアロバイクの椅子の高さが合わずにペースダウンし、会場からは「頑張れ!」という声も飛び交った。

みんなが必死のペースで漕ぐも、残念ながら記録まであと200mという惜しい結果に終わった。一番手で全力を尽くした高杉は「いやぁ~きつかったですね。本当にきつかった。脱・引きこもりとして…」と語り、間宮は「漕いでる姿を人に見られるのは不思議なものですね」と悔しい表情を浮かべた。

一方で、土屋は「重さと速さと撮影の時を思い出すような…。真宙くんとは漕ぐシーンがなかったので、みんなと漕げて楽しかったです。重松くんも(ことしの)大会では…あ! 言っちゃダメだ! でも、本当にすごかったです! みんなに鳥人間コンテスト見てほしいです!」と危うくネタバレしそうになりながらも、会場を沸かせた。