鈴木愛理「目の前の小さな積み重ねを大事に」、下北沢が舞台の音楽ヒューマンドラマ<ある日、下北沢で>

2024/03/15 08:30 配信

ドラマ インタビュー

鈴木愛理流の自分の愛し方、第一歩は「自分が笑顔でいられる時間を作る」こと

撮影=宮川朋久


ーー「愛理」はミュージシャンへの憧れを持ちつつも、「何者でもない自分」にモヤモヤを抱えている人物です。鈴木さんが歌手を志したときはどのようなモチベーションで活動されていましたか?

私は8歳からのこの世界にいるので、良い意味で仕事をしている感覚がなくて、生活の一部って感じなんです。歌って踊って人前に出ることで、鈴木愛理でいるモチベーションを保っています。でも大きすぎる夢は漠然としか持たないようにしていて、目の前の小さな積み重ねを大事にしていくタイプかなと思います。お母さんからよく「3年後の自分のために頑張りなさい」って言われるので、何かあったらそう考えるようにしていますね。

ーーよい言葉ですね。「こうなりたい!」っていうイメージはなかったのでしょうか?

そうですね。30代の時にこんな感じでいたいなっていうのはありましたけど、実際には全く違うので。(笑)ただ、常に現状に満足しないようにしてきました。

撮影=宮川朋久

ーードラマの愛理は、今のままの自分をテーマに描かれますよね。鈴木さんご自身は自分を愛してあげるために心がけていることがありますか?

今の時代はすぐにエゴサもできて、芸能活動をしていない子でもSNSで批判されることがあって、昔より傷つくことが増えているのかなと思うんです。私は何かあったら“人は意外と自分を見ていない”と考えるようにしています。自分を愛してあげるためには、「まず自分が笑顔でいられる時間を作る」ことから始めると良いかもしれないです。よく食べてよく寝て、好きだなと思える人と一緒にいてっていうのが大事だと思いますね。

ーー最後に、「ある日、下北沢で」についてのコメントをお願いします。

1話限りのドラマではありますが、音楽や下北沢という街を通して、自分自身のあり方や今の幸せな環境に気付くことができるような作品になっています。3月は新学期が始まる直前で新しいことにワクワクしている時期だと思うんですけど、4月からの新生活に向けて背中を押すようなドラマになれば嬉しいです。

撮影=宮川朋久

(スタイリスト/森宗大輔 ヘアメイク/榊原みさと)

関連人物