【漫画】父が作ってくれた「豆板醤ねぎラーメン」が食欲をそそる…お手軽レシピに「すぐ真似したい」「ヨダレが止まらない」

2024/03/20 10:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

ヒーヒー言いながら「豆板醤ねぎラーメン」を食べる父と息子のミヤギさん(C)ミヤギトオル

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回取り上げるのは、ミヤギトオルさんの『父の豆板醤ねぎラーメンの話』だ。

同作は、幼少期のミヤギさんと父親による「手作りラーメン」の思い出を描いたショート漫画で、X(旧Twitter)に投稿されると、4.2万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者であるミヤギさんに、同作を手がけた理由やこだわりのポイントなどを伺った。

父と息子の「豆板醤ねぎラーメン」を巡る思い出

『父の豆板醤ねぎラーメンの話』(1/6)(C)ミヤギトオル

ミヤギさんが小学生の頃、仕事で母がいない日曜日は父が昼食を作る日。その多くは、袋麺をアレンジした「豆板醤ねぎラーメン」だった。

 作り方はシンプルで、斜め切りした長ねぎ、ごま油、塩胡椒をフライパンで一緒に炒め、後は普通に作った醤油ラーメンに、その豆板醤ねぎを盛りつければ完成。最後に「こおり水」を用意し、2人は汗を掻きながら辛さを味わいつつも、その辛さをこおり水で鎮めていた。

 食べ終わると、父は決まって「あ~口の中が火事なる~」とつぶやいており、ミヤギさんも父の口癖を真似していた。

 そして時が経ち、大人になって社会人として働いていたミヤギさんは、仕事でむしゃくしゃした気分になり、その気持ちを晴らすために、父直伝の「豆板醤ねぎラーメン」を作るのだった。

 ミヤギさんと父の豪快な食べっぷりに対し、読者からは「辛さが伝わってきてヨダレが出てきた…真似して作ってみよう」「まさに飯テロ」「料理を通して父を思い出すって何かいいね」などの反響が相次いでいた。

『父の豆板醤ねぎラーメンの話』を通して思い出す「父との記憶」

『父の豆板醤ねぎラーメンの話』(5/6)(C)ミヤギトオル

――『父の豆板醤ねぎラーメンの話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

元々ショートストーリーの漫画を主に描いていたのですが、エッセイ漫画も描いてみたいなと思うようになりまして。何か子供の頃の話で、良いエピソードはないかと記憶をたどっていたところ、父が作ってくれた辛いラーメンを思い出したのがきっかけです。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

こだわったのは、「大丈夫か?スープ飲みすぎるなよ」「あ~口の中が火事になる~」の父親の台詞です。当時のことを思い出して忠実に描きました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

氷水を用意するシーンは思い入れがあります。グラスいっぱいに氷を入れて水を注いだ時にカラカランといい音がしたのを覚えています。

――作中に登場した「豆板醤ねぎラーメン」は今すぐにでも真似したくなるようなお手軽レシピでした。このラーメンは他の人に食べてもらった、または試してみた人などはいらっしゃないでしょうか?何か感想があれば気になりました。

漫画のポストを引用する形で、豆板醤ねぎラーメンを作ってみた!と投稿してくれる方がたくさんいました。皆さんそれぞれアレンジして作ってくれていて、投稿されたラーメンの写真が見られて楽しかったです。

――今でも食べ終わった際は「口の中が火事になる~」とはつぶやいていないですか?

「口の中が火事になる~」と呟きながら食べると、より一層おいしいので、つぶやきながら食べています。

――今後の展望や目標をお教えください。

去年『鬼姫神社通り商店街』という初めての漫画書籍が出版されたのですが、この作品を映像化したい…!と思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

『鬼姫神社通り商店街』という漫画がKADOKAWAから発売中です。妖怪と人間が共存する不思議な商店街が舞台の漫画なのでぜひチェックしてみてください。かわいい妖怪と商店街グルメがたくさん出てきます。

また、現在白夜書房のwebマガジン「ミライのアイデア」で連載中の『不思議ヶ丘の人々』という漫画もよろしくお願いいたします。不思議な読後感のショートストーリー漫画の連載です。何話からでもお楽しみいただけます。