さらに、趣里が伊藤に受け渡す“バトンパス”も実施。二人が笑顔でポーズを決める中、バトンは趣里の手に渡った。バトンタッチを終えて、趣里は「無事にバトンタッチセレモニーを迎えられてホッとしているのと同時に、本当に感慨深い気持ちでいっぱいです。今日沙莉ちゃんに会って、ますます『虎に翼』が楽しみになりました。沙莉ちゃんなら絶対大丈夫なので、何かあったら言ってください!」と、伊藤にエールを送った。
一方、伊藤は「お父さん役の岡部たかしさんから、“趣里ちゃんがんばってるよ”ということをよく聞いていましたし、毎朝の放送を見て、本当にかっこいいなと思っていました。いま趣里さんから直接バトンをいただいて、最後まで走りきろうと、あらためて思いました。これからもがんばります!」と趣里へのねぎらいと意気込みを語り、セレモニーを締めくくった。
スズ子(趣里)にテレビの歌番組「第7回オールスター男女歌合戦」の大トリでの出演オファーが届くも、丸の内テレビのディレクターの沼袋は、トリ前に新進気鋭の人気若手歌手・水城アユミ(吉柳咲良)を歌わせたいと言う。スズ子は雑誌で“ブギは終わり、これからは水城アユミの時代”と書かれたばかりだった。しかも、アユミからスズ子の「ラッパと娘」を歌わせてもらえないかとお願いされる。
『ブギウギ』第25週は3月11日(月)より放送される。
昭和のはじめ、日本初の女性専門に法律を教える学校ができる。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない、溢れ出す何かを抱えた女性たちだった。
この物語の主人公・猪爪寅子(伊藤)も、そんな収まれない女性。周囲から“魔女部”と陰口を叩かれた女性だけの学び舎で、彼女たちは自らの道を切り開くため法律を学んでいく。
昭和13年(1938年)、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生。寅子もその一人として日本中から注目され、憧れの的に。しかし、弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本だった。法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまう。
昭和20年(1945年)、焼け野原に立つ寅子は全てを失っていた。明日生きるために頼れるのはかつて学んだ法律だけ。彼女は裁判官になることを決意し、戦争で親を亡くした子供や苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することになる。
そして、寅子はついに裁判官に。彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径5mの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていく。
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