横浜で恒例となっているイベント「横浜フランス映画祭」が、3月20日から24日(日)の5日間で開催中。3月20日には同映画祭のオープニングイベントが行われ、多くの著名人がそろう中、役所広司が特別アンバサダーを務めた。
開始直前に雷をともなう大雨が降りながらも、会場周辺には大勢の観客が集合。「横浜フランス映画祭2024 レッドカーペットイベント」がはじまる頃には雨も止み、特別アンバサダー・役所の「寒い中ありがとうございます。横浜フランス映画祭、これより開幕します!」という宣言で、フランス映画祭が華やかに幕を開けた。
同イベントで役所は「横浜フランス映画祭のアンバサダーという大役をいただきまして。お役にたてるかどうか分かりませんが、本当にフランス映画が大好きなので。どうか横浜の皆さまもこの映画祭を楽しんでいただけたらいいなと思います」と自身の映画愛を伝えるコメントを残した。
レッドカーペットイベント終了後には、横浜ブルク13に会場を移してオープニングセレモニーが行われた。万雷の拍手の中、舞台上に登壇した役所の「ついさっき、桜木町駅前で開幕のコールをしてきました。今回、私もアンバサダーという役を仰せつかりまして。なんとかこの映画祭を成功させたいなと思いました。さて、これからのフランス映画界を背負って立つ、すばらしいフランスの俳優さんを紹介します。ヴァンサンさんです!」という呼び込みとともにヴァンサン・ラコストが登場。
「横浜フランス映画祭」のオープニング作品「愛する時」で主演を務めるヴァンサン。舞台上では、役所からヴァンサンにバトンタッチとなり、同作の舞台あいさつが行われることとなった。
ヴァンサンは、この日のレッドカーペットイベントを振り返り「とてもすてきなレッドカーペットでした。たくさんの方に来ていただけて。私たちフランス映画界にとっても横浜は大事な場所なんだなと思いました」と語った。
また、「役所広司さんと一緒にレッドカーペットに登場するのは知らなかったのでとても緊張していました。しかし、とても好きな俳優で、彼の映画もたくさん観てきたので、一緒に歩くことができてうれしかったです」とにっこり。
そして、ヴァンサンは映画「愛する時」について「私が演じる人物はとても複雑で、いろんなものを持っている人。とてもロマンのある作品で、大きな感動を呼ぶ作品です。観ていただくと分かると思いますが、いろんな人物が出てきて、カップル、欲、人生についての映画でもあって。この役をやりたいと思いましたし、この映画を観るといろんな疑問が湧く映画でもあると思います」と感想を述べた。
なお、レッドカーペットイベントには、ジル・ペリソン(ユニフランス会長)、ジル・ペリソン(ユニフランス会長)、山中竹春(横浜市長)、フィリップ・セトン(駐日フランス大使)、内田誠(日産自動車 代表執行役社長 兼 最高経営責任者)、フランス代表団18人が参加。
さらに、オープニングセレモニーには、ヴァンサン、ジュスタン・トーラン(「愛する時」プロデューサー)、カテル・キレヴェレ(※ビデオメッセージ「愛する時」監督)が参加し同イベントを盛り上げた。