【ホラー漫画】東京にゾンビが蔓延…ラブホに閉じ込められた青年の衝撃のラストが「これ怖い、まじで怖い…」「胸クソでものすごい闇」と話題沸騰

2024/04/22 18:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

深い闇を抱えた青年に、絶望が襲いかかる…(C)佐藤健太郎(秋田書店)2022

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、別冊少年チャンピオンで連載中の作品、佐藤健太郎さんの「不死と罰」。

この作品は「東京ラブホゾンビパンデミック」として、2024年3月18日にX(旧Twitter)にて投稿されると、瞬く間に1.3万以上のいいねを集めて話題になった。このポストには「これ怖い、まじで怖い…」「胸クソでものすごい闇」「言葉が出ない凄さ…」「死ぬほどおもろいこれ」といったコメントが殺到。この記事では作者の佐藤健太郎さんに、作品のこだわりなどについてインタビューを行った。

ラブホテルに閉じ込められた青年

不死と罰(C)佐藤健太郎(秋田書店)2022


フミトは、マッチングアプリで年上女性エリコさんと会った。ホテルへ向かう途中、エリコさんから「どこかで会ったことある?」と聞かれたが「気のせいですよ」と笑って受け流すフミト。

事を済ませ、フミトが先にシャワーを浴び部屋に戻ると、そこにエリコさんの姿はない。アプリを確認してみるとマッチは解除され、嫌な予感がして慌てて財布を確認すると、中身は空になっていた。怒り狂うフミト。無一文なのでホテルから出ることもできず、ラブホテルに閉じ込められてしまうこととなった。

そんな時、テレビから流れてきた「人がヒトに噛まれた」というニュース。まるでゾンビのように凶暴化したヒトが人を襲う映像が流れ、アナウンサーの「今すぐ避難してください。身の安全を確保してください。」という緊迫した声が部屋に響く。ウイルス拡大の勢いはどんどん加速していき…

「ドンドンッ」

エリコさんがホテルの部屋の扉を叩く音が聞こえる。うしろから狂った様子のゾンビが追いかけてくるのだという。命の危機だとはいえ、こちらはお金を盗まれているのだ。簡単に信用するわけにはいかない。と、エリコさんを助けるか決めかねていると、そこにゾンビの魔の手が差し迫り…

フミトの正体と、まさかのラストに「言葉が出ない凄さ…」「何度読んでも本当に怖い」と反響の声続出。


作者・佐藤健太郎さん「佐藤作品のご愛嬌というところでよろしくお願いします。笑」

不死と罰(C)佐藤健太郎(秋田書店)2022


ーー『不死と罰』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

元々ゾンビものの作品が好きでよく観ていたのですが、映画は沢山あるけどゾンビものの漫画があまり少ない印象だったのでそれなら自分で作ろうと思い描き始めました。もっと世にゾンビ作品が増えればいいですね。増やします。

ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

キャラクターにリアリティーと意外性をどちらも孕ませているところです。ギリギリあり得…る?ぐらいを攻めているので違和感なく読めるとは思いますが、たまに悪い癖でこんなヤツいねえだろって展開になりますがそこも佐藤作品のご愛嬌というところでよろしくお願いします。笑

ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

まだ未発売ですが、6巻に掲載される話のあのキャラがアレするシーンのエモみと甘酸っぱさが沁みるので是非見ていただきたいです。

ーー普段漫画を描く際に大切にしていることがあればお教えください。

元々絵が上手くないのでデッサンなどにリアリティーを出すためにアップのキャラクターやゾンビの表情・ポージングを自分で撮影して描いてます。なのでカメラフォルダは混沌としてます。

ーー佐藤健太郎さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

部数としては「不死と罰」で100万部を目指していることと、あとは何かしらの映像化に繋がればいいなとは思っています。

ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

物語が佳境に向かっているのでこのまま見届けていただければ嬉しいです。最後まで読んで良かったと感じていただくためにも精一杯がんばります。〆切がヤバいので仕事に戻ります。