“ダミーヘッドマイク”と呼ばれる特殊マイクを使用し、語り手のリアルな音声が堪能できる朗読をヘッドフォンで聴くイベント「表参道文學」の第二回公演が、9月16日(土)に東京・表参道のNOSE art garageで開催される。
語り手は、アダルト業界の第一線で活躍するトップ男優の一人、大島丈。7月に行われた第一回公演の人気を受けて、二回目の出演となる。
“ダミーヘッドマイク”とは、ダミーで作られた人形の耳に当たる部分にマイクがセットされており、語り手はそのマイクに向かって話し掛けるように語る。そのため、観客はヘッドフォンを通して臨場感のある音を楽しむことができる、という仕組みだ。
大島が業界で初の朗読会に挑んだ前回公演は、2部公演だったがチケット発売直後に完売。イベントでは「桜の樹の下には」(梶井基次郎)、「舞姫」(森鴎外)、「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)を披露、ヘッドフォンから直に耳に響く大島のセクシーボイスに客席はため息に包まれ、大好評のうちにイベントは幕を閉じた。
第二回の今回は、明治~大正時代に活躍した文豪の作品を始め、色気あふれる官能小説など、多方面の作品を朗読する。朗読会は全三部構成になっている。
昨今静かなブームとなっている朗読を、よりディープに再構築した“大人が密かに愉しむ文學イベント”とも言えるこの朗読会を、芸術の秋に耳から堪能してみては。
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