1月9日(土)からBSフジで放送のドラマ「やつらは多分宇宙人!」。同ドラマに出演する若手俳優の馬場徹と井之脇海に話を聞いた。
ドラマ「やつらは多分宇宙人!」は、地球人のことを何も知らない宇宙人が、地球人のあらゆることに対して勘違いをさく裂させるコメディー。姉の寺野絵子(谷村美月)とケンカし、家出した弟の呂葉守(井之脇)は高校の先輩である銀側万丈(馬場)の家庭に上がり込むが、銀側一家の真の姿は地球征服を企てる宇宙人で、銀側一家の正体に呂葉守は気付かないまま居候をし続けるというストーリー。万丈の父・広大にはベテラン個性派俳優の嶋田久作、母・謎美には原千晶、謎の男・Mr.NISHIKINOには錦野旦がふんし、脚本には劇団「拙者ムニエル」主宰の村上大樹らが参加している。
――馬場さんは宇宙人役をどのように演じようと思いましたか?
馬場「万丈は家族の中で一番地球人を理解しようとしているので、ひたむきなんですよ。呂葉守が反抗期なのを見て『これが反抗期か…』と真面目な顔で自ら反抗期に入ったりするほど何でも吸収しようとするし。ですから僕も真面目な姿勢でいようとそれだけを考えていたので、宇宙人だからどうしようとは思わなかったんです」
井之脇「逆に呂葉守の方が天然なところがあって、僕は演じるのが難しかったです。台本を読んでいても『呂葉守はどうして銀側一家が宇宙人だと気付かないんだ!』と思うことが多々…。笑いをこらえるのも大変でしたし、気付いていないちょっとおバカな感じを出すのも難しかったです」
馬場「呂葉守も海くんも素直なんですよね」
井之脇「でも僕だったら気付きますよ、『こいつら絶対宇宙人だ』って(笑)」
――反抗期の呂葉守も銀側一家との触れ合いで変化が?
井之脇「初めは“ネガティブ星人”なんですが、銀側一家の勘違いを呂葉守がさらに勘違いしてだんだんポジティブになっていきます。銀側一家の皆さんとは撮影していない時も親しくしていただきました」
馬場「登場人物が少ないし、家の中のシーンがほとんどなので撮影ではずっと一緒でしたね。多く話もできたし、すごく楽しいチームだったよね」
井之脇「本当の家族みたいでしたね」
馬場「朝から晩まで撮影してテンションも上がってしまって。ただでさえ面白い台本なので笑いをこらえるのが大変なのに、そんな状態だとどうしても笑ってしまうんですよ」
――そんな愉快な一家にお世話になって、呂葉守はちゃんとお姉さんの元に帰るのでしょうか?
井之脇「呂葉守は成長して自分の家族を大事にするようになるんじゃないかな。実は僕も撮影の時に少し反抗期だったんですが、『家族でマイナスのエネルギーをぶつけ合ってどうするんだ』という広大さんのせりふが心にドカンときて反抗期が収まったんです(笑)」
馬場「基本はコメディーですが、ふと『こういう家族との交流がなくなったなぁ』と考えたりしてしまうんです。ドラマを見た後は家族に『ありがとう』と自然に言えそうな気がします。皆さんにも家族の在り方ってなんだろうと考えていただけるのではと思います」
――ドラマの見どころは家族愛と宇宙人たちの行方でしょうか?
馬場「不思議な感じのドラマなのでどうなるかを説明するのは難しい(笑)。ぜひ最後まで見てください。宇宙人たちがどうなるのか、Mr.NISHIKINOは一体何者なのかなど気になるところはたくさんあると思います」
井之脇「僕も反抗期に気付けたように、何か一つは気付けることがあると思います。反抗期の方にもぜひ見てほしいですね。見て悪いところに気付いたら直して下さい(笑)」
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