<ブギウギ>趣里“スズ子”と草なぎ剛“羽鳥”、じっくり10分半の対話に視聴者も「圧巻だった」センバツ実況の“朝ドラ受け”も話題に

2024/03/28 10:03 配信

ドラマ レビュー

お互いの胸の内を語り合う趣里“スズ子”と草なぎ剛“羽鳥”「ブギウギ」第125回より (C)NHK

趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月28日放送の第125回では、引退宣言以来わだかまりを抱えたままだったスズ子(趣里)と羽鳥善一(草なぎ剛)が互いの正直な思いを打ち明け合う展開。10分半にわたり2人きり、ワンシーンでじっくり描かれた2人の対話に、視聴者からも感嘆の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)

玄関を開けると、そこにいたのは…


ブギウギ」は昭和の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品で、歌手・福来スズ子の波瀾(はらん)万丈の人生の物語。最終週「世紀のうた 心のうた」では、「オールスター男女歌合戦」を歌い切ったスズ子が歌手からの引退を決意する展開が描かれている。

引退会見で世間に引退を公表した後も、羽鳥と話ができないまま日々を過ごしてきたスズ子。りつ子(菊地凛子)に「感謝の気持ちを直接先生に伝えるべきよ」と背中を押され、羽鳥のもとに話をしに行くことに。大野(木野花)に見送られて自宅を出ると、門の前に羽鳥が立っていた。羽鳥も、同じく妻・麻里(市川実和子)に「お礼はちゃんと伝えたほうがいいんじゃなくて?」と背中を押されたのだった。

10分半じっくり、スズ子と羽鳥の会話


スズ子の家の応接スペースで向き合った2人。初めに口をひらいたのは羽鳥だった。「僕は、君が僕のもとからいなくなってしまうことが怖くてたまらなかったんだ」と、素直な自分の思いを口にした羽鳥。スズ子も「ワテも正直な気持ちを話します」と、自分にとって羽鳥がどんなに大きな存在だったのかを語っていった。

2人は時おり涙で顔をぬらし、声を詰まらせながら、互いの思いをしっかりと受け止めた。最後は羽鳥が「福来くん、最後にもう一度だけ、こんなしょうもない僕と遊んでくれないか。僕はね、君と一緒にお客さんに感謝をしたい」と、“引退コンサート”を提案。スズ子もそのアイデアに「よろしゅう頼んます!」と笑顔を見せた。

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